高速道路で唯一の休憩ポイントとなるサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)は、運転の疲れを癒やす場所としてとても重要です。例外的なケースもありますが、高速道路にはある一定の間隔で、サービスエリアやパーキングエリアが設置されています。

多くの方がSA・PAを利用されるため、日にちや時間帯によっては混雑することもあります。それに伴って、SA・PAを利用するために車を停める駐車場も混雑します。

そこで求められるのが駐車マナーです。みなさんは、SA・PAの駐車場での駐車マナーをしっかり守れているでしょうか。私も普段から高速道路を利用しSA・PAに立ち寄りますが、私自身もSA・PAでの駐車マナーは意外といろいろあると感じ、果たして全て遵守できているかと不安になることもあります。

SA・PAの駐車マナーを守っていないからといって、特別何かペナルティが与えられることはあまりありませんが、やはりみなさんが気もちよくSA・PAを利用するために、マナーを守る必要があります。これから年末年始の交通ピークを迎えるにあたり、SA・PAを利用する機会も増えると思われるので、ここで一度サービスエリア・パーキングエリア駐車場での駐車マナーについておさらいしていきましょう。

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決められた区画の駐車マスに停める

サービスエリア・パーキングエリアでは、主に車の大きさによって駐車スペースが決まっております。小型車と大型車に分かれており、小型車はトヨタのハイエースなど普通免許で運転できる大きさまでの車が該当し、バスやトラックなどの中型や大型の免許が必要な車は大型車に該当します。

高速道路からSA・PAに入ると、小型車の駐車スペースと大型車の駐車スペースの方向を表示した看板や電光掲示板が設置されているので、それに従って自分の車が当てはまる駐車スペースへ移動します。

ところが、こちらのルールを守らずに駐車してしまう方もいます。小型車スペースなのに平気で2〜3台分のスペースをまたいで駐車している大型車や、逆に大型車スペースなのに小型車が1つの駐車マスを2台で共有して駐車しているケースを、実際に利用していて私もみかけたことがあります。

上記のような駐車をしていると、本来停められるはずの車が停められなくなるなるため、かなり迷惑となります。特に、大型車は車が大きいため駐車する場所が小型車にくらべてかなり限られます。そんななか、貴重なサービスエリアの駐車マスを小型車にとられていたらかなりの迷惑です。

サービスエリアでは、自分が運転している車の大きさに該当する駐車スペースの駐車マスに停めるようにしましょう。近年では、障害者用駐車マスや電気自動車用駐車マスも登場してきました。これらの駐車マスも自分が該当しないのなら駐車しないで、該当する方たちのために空けるようにおねがいします。

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駐車マスの枠内にしっかり収める

サービスエリアの駐車場は、多くの車が駐車できるように設計が施されています。駐車するための駐車マスは太い白線でしっかり区切られており、駐車する位置がわかりやすくなっているので助かります。ただし、そんな白線の駐車マスからはみ出して駐車している車も結構みかけます。あるいは、白線のラインに沿わず斜めに駐車している車なんかもあります。

これらの車もいわゆる迷惑駐車の一種となります。駐車マスをはみ出したり斜めに駐車したりしてしまうと、周囲の車が駐車しづらいあるいは駐車できなくなってしまうためです。また、駐車はできるけどドアを開けて外に出る分のスペースがないのも迷惑なケースとなります。

こちらのケースで意外と盲点となるのが、車の前後の駐車ラインです。みなさん、左右の駐車ラインは気にされる方が多いのですが、自分の車の前後も気にされているでしょうか。サービスエリアの駐車マスは前後2台停めれるようなスペースが多いので、たとえば自分が前のスペースに駐車していてあまりにも後ろよりに駐車してしまうと、後ろのスペースの方の駐車マスを侵食してしまうこともあります。

サービスエリアでの駐車は決められた駐車マスの中に収めるようにすること、白線の中に収めるようにするようにしましょう。もし多少でも不安があるなら、駐車した後に車を降りて一度自分の車の周りを一周して、しっかり駐車できているか確認するのもおすすめです。