「新車両の導入費用と電気代が足りません」銚子電鉄が支援よびかけ その内容は?

電気を売って電気代を稼ぐ?

新車両の導入費用と電気代の支援よびかけ

 銚子電鉄は2023年8月17日(木)、新車両として南海電鉄の2200系車両を譲受したと発表。今後、走行に必要な改造工事を施工した後に運用開始するとしています。

 銚子電鉄は公式X(旧ツイッター)で、今回導入する新車両の電気代を稼ぐため、「銚子電鉄でんき」への申し込みを呼びかけています。同社は2021年9月に電力事業に参入。契約者が年間70000円分の電気を使用すると、銚子~外川間の1往復を走らせるのに必要な収入が得られるとしています。

 

 また、新車両の導入費用を捻出するため、「古着deワクチン銚電100周年応援パッケージ」の購入も呼びかけています。「古着deワクチン」は、古着を専用のパッケージに入れて手放すことで、発展途上国の子どもたちを対象としたポリオワクチン接種を支援できるサービスです。この応援パッケージを購入すると、資金の一部が新車両(中古)の導入に充てられる形です。

 

 今回導入される南海2200系は、1969年に製造された車両。モハ2202とモハ2252の2両編成が導入され、2023年度中にデハ2001-クハ2501が退役する予定です。