近年人気が高まっているブッシュクラフト。
しかし、どんなキャンプスタイルなのか、よく分からないという人もいるだろう。
そこで埼玉県の嵐山渓谷で、ブッシュクラフトをしている人たちの様子を覗いてみた。
【あわせて読みたい】【バイク誌編集長プロデュース!】ここでしか買えない驚きの焚き火台セット!
現場にある自然素材を使って工作し、不便そのものを楽しむ
このキャンプ場の一部サイトは、管理棟で受付後にクルマでちょっと移動する必要がある。その道中もなかなかいいのだ。「ブッシュクラフトってそもそもなんなの?」という人に簡単に説明しよう。
ブッシュとは茂み、クラフトは工作。この単語を組み合わせたのがブッシュクラフトだ。
オートキャンプと真逆にある、若干不便なキャンプ。
とは言っても完璧な野宿とは違うし、それなりの装備はある。でも、やはりそれでもワイルド。
サバイバルキャンプとちょっと似ているが、サバイバルの目的が「生還」なのに対し、ブッシュクラフトは「生活」に近い。
現場にある自然素材を使って工作し、不便そのものを楽しむということ。
テントや最小限の道具はあるけど、どちらかと言えば野宿(のようなもの)に近いかもしれない。
いろいろ作って遊ぶのである!
ブッシュクラフトの醍醐味は、その辺に落ちてる樹木や小枝を使っていろいろ作ること。
グローブ、アックス(鉈)、ナイフ、ノコギリの準備をぜひ。
必ず山の所有者の許可、そして使っていい木かどうかを確認すること。
絶対に立木を切るなんてことがないように。ルール守るべし!!
ベーコンを吊るすハンガーを作る。
そこに紐とS字フックを取り付けて肉を刺す。
焚き火の煙でいぶす。6時間ほど吊るしておけば、とびきりのベーコンになる。
この手間そのものが楽しむのがブッシュクラフトのスタイル。
ライターを使わないのが流儀。ブッシュクラフトでは効率の良さを求めない。
防水マッチなら雨が降っても安心。効率の良さは求めないが、全く火がつかないのは困る。
ワイルドに使うファイヤースターター麻縄をほぐし、ファイヤースターターで火花を飛ばす。一瞬で着火できたときがうれしい。
事前に小枝や枯れ葉を用意しておくのをお忘れなく!
Text/Noriy.K
Photo/Kenji Mukano
出典/ガルヴィ2017年8月号
【あわせて読みたい】
「知らないと損」少し工夫するだけで保冷効果倍増!クーラーボックスの保冷術6選