都内に現存する大名庭園の中では最も古い小石川後楽園。小石川台地の高低差を活かした園内には、「海・山・川・田園」に見立てた風景が展開されています。同園の代表的な紅葉樹であるイロハモミジは各風景に多数配されており、歩く毎に趣の異なる紅葉が楽しめます。

イロハモミジの紅葉の見ごろに合わせ、2022年11月18日(金)~12月4日(日)に「深山紅葉を楽しむ」と題したイベントが開催されます。都心の紅葉風景とともにお楽しみください。

現在、イロハモミジの色づきが進み、緑、黄、橙、朱など赤に向かう過程の「薄紅葉」が彩ります。紅葉が最も赤くなる時期は、例年11月の下旬から12月はじめですが、「薄紅葉」も趣があります。

【「深山紅葉を楽しむ」概要】

開催期間:2022年11月18日(金)~12月4日(日)

時間:9:00~17:00(最終入園は16:30)

(1) 箏(こと)と尺八の演奏会

内容:秋深まる田園風景を背景に箏と尺八の演奏会を行います。

日時:2022年11月20日(日)※雨天中止

11:30~/13:30~

(各回約30分)

出演:生田流筝曲 寺井結子氏

都山流尺八 菊地河山(こうざん)氏

場所:松原

参加費:無料(入園料別途)

(2) 宝生流能楽公演

内容:文京区内に本拠地宝生能楽堂を有する伝統ある能楽流派のひとつ、宝生流による能楽公演。

日時:2022年11月23日(水・祝)※雨天中止

11:30~/13:30~(各回約30分)

出演:宝生流シテ方能楽師 髙橋憲正氏

宝生流シテ方能楽師 藪克徳氏 他

場所:松原

参加費:無料(入園料別途)

(3)臨時売店(軽飲食の販売)

内容:軽飲食の販売を行います。

日時:期間中毎日 ※雨天中止

10:00~16:00

場所:松原

  

<関連イベント>

伝統技能見学会「雪吊り」

内容:冬の庭園を飾る伝統の技「雪吊り」を解説付きでご覧いただきます。

日時:2022年11月17日(木)※雨天の場合は18日(金)   

10:30~/13:00~(各回約30分)

場所:内庭

観覧費:無料(入園料別途)

【小石川後楽園について】

国指定特別史跡・特別名勝。

江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房(よりふさ)が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる)の庭として造ったもので、二代藩主の光圀(みつくに)の代に完成した庭園です。

光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水(しゅしゅんすい)の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。

開園時間:9:00~17:00(最終入園は16:30)

入園料:一般300円、65歳以上150円 

※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

※その他年間パスポートや団体料金などの詳細はHPをご覧ください。

所在地:文京区後楽1-6-6

TEL:03-3811-3015

URL:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html