親や祖父母に免許返納してもらいたい…説得するには?
親や祖父母が交通事故を起こしてからでは遅いと思い、免許返納をしてもらいたいと思っている方も多いでしょう。しかし実際に運転をやめさせるのは難しい問題です。
「もう年なのだから」と頭ごなしに返納を迫ってしまうと、本人のプライドを傷つけてしまいます。さらに怒りから聞く耳を持たなくなる可能性もあります。
大切なのは「説得するよりも納得してもらう」ことです。具体的にどう危ないのか、なぜ運転をやめたほうが良いのかを指摘すると良いでしょう。また、親の運転する車に家族が同乗して本当に危険か見極めると確実です。その際に以下が当てはまる場合は返納をすすめると良いでしょう。
- 車間距離を一定に保つのが苦手になった
- 車庫入れに時間がかかるようになった
- 運転中にミラーをあまり見なくなった
- ウインカーを出し忘れることがある
- 駐車場の枠に合わせて車を停められない
少しでも運転に不安を感じたら、急に車を手放すのは無理でも、徐々に運転の機会を減らしていくのも良いでしょう。また免許返納後の買い物や病院通いなど、移動手段をどうするか一緒に考えることも大切です。家族でどう説得すると良いのかよく話し合うことをおすすめします。
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ちなみに、死亡者の免許返納をしないとどうなる?
免許証は身分証としても活用されている方が多いと思います。死亡した際は効力を失い無効となるため返還することになります。しかし、死亡した人の遺族に返納義務はありません。
前述の通り、免許証は個人を証明するものとして重要な役割です。そのため、悪用されるリスクが高いです。リスク回避のためにも死亡した所持者に代わって遺族が返還手続きをするとよいでしょう。
手続きに必要なもの
免許証の返納は運転免許センターもしくは警察署で行います。
- 亡くなられた方の運転免許証
- 死亡診断書または除籍後の戸籍謄本の写し
- 運転免許証返納届
- 届出人の印鑑(認印可)
運転経歴証明書も返納が必要
生前に運転免許証の代わりとして「運転経歴証明書」を有していた場合も返納が必要になります。運転免許証とは異なり、有効期限がないため悪用されるリスクが高まります。
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