プロセッサーにはMediaTek Dimensity 7200 Proを搭載。消費電力を抑えつつ強力なパフォーマンスを発揮するのが特徴です。OSはAndroid 14をベースにしたNothing OS 2.5を搭載し、3年間のソフトウェアアップデートと4年間のセキュリティアップデートが保証されています。
ベンチマーク結果は、「3D Mark」の「Wild Life」が4143、「Geekbench 6」のシングルコアのスコアは1108、マルチコアのスコアは2561。特筆すべき結果ではないのですが、実際に触ってみるとスコア以上のパフォーマンスを感じさせます。
「NEW STATE MOBILE」のようにリッチなゲームアプリも問題なく動作します。ゲーム体験を向上させる「HyperEngine 5.0」という技術を採用し、プレイ中の焦点エリアと非焦点エリアの両方でレンダリング品質を最適化することで、フレームレートの安定とバッテリー消費の削減を実現しています。液体冷却システムとベイパーチャンバー、グラファイト製極低温フレームによる放熱性能も、高いパフォーマンスに貢献しています。
さらに、ストレージの一部を仮想RAMとして使用するRAMブースターの機能を搭載。最大20GBのRAM容量を利用することができます。
ディスプレイは6.7インチのフレキシブルAMOLEDを採用。2.1mmとシリーズで最も狭いベゼルにより、91.65%の画面占有率を実現しています。最大輝度は1300nitで、最大120Hzのリフレッシュレートに対応します。
広告の後にも続きます
バッテリー容量は、シリーズ最大の5000mAh。レビュー中も体感としてバッテリーの持ちがよく、通常の利用でも2日間は動作しそうな印象を持ちました。45Wの急速充電に対応し、20分の充電でm50%の充電が可能。
Ultra XDR対応の進化したカメラを搭載
カメラは5000万画素メインカメラと5000万画素超広角カメラの2眼構成で、インカメラは3200万画素。Googleと共同開発したUltra XDRに対応し、RAWフォーマットで異なる明るさの8フレームを撮影、各ピクセルの明るさを最大5倍まで調整することにより、ハイライトとシャドウを正確に表現できます。
HDRの有無で撮影した写真を比較すると、HDR写真は屋内の暗い個所の描写や全体の発色が良好であることが確認できます。
視野角114°の超広角カメラは外周部の歪みが少なく、美しい発色で撮影が可能。風景や集合写真の撮影に重宝しそうです。
日常で活躍する個性派スマホ
“目”が特徴の愛嬌あるデザイン、おサイフケータイ機能、長持ちバッテリー、使えるカメラと、親しみやすくふだん使いがしやすいスマホになったPhone (2a)。透明デザインやGlyphインタフェースというNothing Phoneらしさは残しつつ、手ごろな価格帯も魅力です。記事執筆時点で12GB RAMと256GBストレージ搭載のモデルが次回出荷分の予約を受付中です。8GB RAMと128GBストレージ搭載のモデルも4万9800円(税込)で発売予定で、こちらは後日販売日程を公開するとしています。