ここ最近、携帯キャリアのテレビCMは”ポイント還元”をアピールした新料金プラン推し。これらポイ活系の料金プランのメリットやデメリット、また、このような料金プランが増えた背景、どのようなユーザーにオススメなのかを、ITジャーナリストの法林岳之さんにお聞きします。
■本当にポイントがザクザクなのか?――現在、NTTドコモの新料金プランのCMがかなり頻繁に放送されていて、ネットでもバナー出現率が高め。これは、どういった内容のものなのでしょうか?
法林 ドコモのポイ活プラン「ahamo ポイ活」ですね。auとソフトバンクが昨年からポイント還元を重視した料金プランをスタートしており、それを後追いする形で4月1日からドコモも参入しました。ahamo ポイ活はd払いのポイント還元率が10%にアップし、そしてギガ容量は100GB。これで月額7150円になります。
NTTドコモ「ahamo ポイ活」基本料金 7150円
ahamo基本料金2970円(20GB)+大盛りオプション1980円(80GB)+ポイ活オプション2200円で月額が7150円。d払いで10%還元になり、ポイントカード併用で最大13.5%ポイント還元。その上限は4000ポイント。月4万円分d払いを利用することで100GBのプランが実質2750円で利用できる
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――低価格がウリのahamoなのに毎月の通信料金が高めなのが気になりますけど?
法林 例えば、月にd払いで4万円使えば、4000円分(上限)のキャンペーンと通常のポイント還元が受けられ、通信料金が実質2750円となる仕組みです。
つまり、毎月d払いで4万円以上の利用があり、100GBを消費するユーザーにオススメのプランになっています。なので、毎月のギガ消費が20GB未満なら、ahamo ポイ活への料金プランの変更やMNPをする必要もありません。
そして、各キャリア共にポイ活系の料金プランのギガ容量に関しては”無制限”が基本となっているので、ギガ消費が少ないユーザーにはまったく向いていません。
NTTドコモ「dカード GOLD」例えば、ahamo契約ならギガ容量を毎月5GB無料で増量。d払いのポイント還元率は1%にアップ。そして、ドコモで購入した端末は、購入から3年間は最大で10万円分の補償に対応。国内、ハワイの空港ラウンジも無料で使えますよ!
――ahamo ポイ活に関しては、d払いの利用できるショップがほかのコード決済に比べ少ないのが、ちょっと気になります。