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バウアーは「IQ200」、度会は「気持ちよく」。横浜DeNAハイパフォーマンス部・桑原義行部長が語る強化・育成の未来像【後編】

週プレNEWS


「ハイパフォーマンス部」の未来像を語る桑原氏

練習方法やトレーニング、データ分析・活用の常識が日進月歩で変わっていくこの時代。横浜DeNAベイスターズに創設された「ハイパフォーマンス部」なる謎の新部署のトップに就任した桑原義行氏が、強化・育成の現場で行なわれているさまざまな工夫や試みを明かす。

前編に続き後編となる本記事では、開幕戦から大活躍したルーキー度会隆輝、昨年在籍したサイ・ヤング賞右腕トレバー・バウアーといった具体的な選手の例も挙げながら、よりディープに未来像を語っていく。

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■度会、石上が最高のスタートを切るためにした準備

――桑原さんは春季キャンプからチーム練習に帯同されていましたが、グラウンドでは何を指示しているのですか?

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桑原 コーチ陣が考えた練習内容に対しての口出し、修正はしません。ただ、例えば打撃部門ならコーチの石井琢朗さんや鈴木尚典さんたちに「これはどういう目的の練習なんですか?」とお伺いを立てることはあります。

――現役時代の桑原さんからすれば、簡単に口も利けない大先輩のスターたちですよね。

桑原 非常に恐れ多いのですが(笑)、僕がチェックするのは目的がポリシーから外れていないかということなんです。

グラウンドで直接選手を教えていると、熱が入りすぎて方針からずれてしまうことがどうしてもあり得る。それをいったん思い出してもらうチェックの役割です。

実際、コーチ陣のほうからも「クワ、こういうときはどう考える?」と逆に質問されたり、「選手にこう伝えたけど、これでいいんだよね?」と確認してくださったりしています。


今年は新人合同自主トレ、春季キャンプにも同行。首脳陣らと連携して強化・育成に当たる

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