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自撮りのシェアに試行錯誤! 平成のプリクラ文化【山下メロの平成レトロ遺産:029】

週プレNEWS


レトロ遺産を掘り返す山下メロ氏

記憶の扉のドアボーイ・山下メロです。

今回、掘り起こす平成遺産は、令和にも続くプリクラ。いわゆるプリントシール機。その始まりは1995年。平成7年のことでした。『女神転生』シリーズで有名なゲームメーカーであるアトラスが記念すべき最初の機種「プリント倶楽部」を稼働させたところから歴史が始まります。


メガテンのジャックフロストがプリクラのアイコンキャラに!


アトラスはプリクラのキャラに自社のRPG『女神転生』のジャックフロストを採用。メガテンを知らない当時の女子高生からはプリクラ君と呼ばれ親しまれ、シールアルバムなど各種グッズが発売されていました

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CCDカメラやビデオプリンターとセガのゲーム用基板を組み合わせて誕生したプリクラは、既存技術の新しい活用法。まさに発明でした。

プリクラはテレビ番組『愛ラブSMAP!』での紹介から人気に火がつき、その機運と戦略により、若者に波及していったのです。撮ったその場で写真を手軽に共有できることも時代にマッチしました。


プリクラをグッズ化するアイテムも続々と登場! プリント写真の小ささを生かし、カバンにつけるキーチェーンになるアイテムが多数発売された。プリクラサイズの枠だけあれば成立するというお手軽な商品


ケータイのストラップになるアイテムも、ガラケー時代らしさ

当時はガラケーにカメラ機能がつく前……どころかポケベル全盛期。デジタルカメラも存在しましたが、まだまだ高価で、印刷するには一般家庭に普及していなかったパソコンとプリンターも必要です。

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