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自撮りのシェアに試行錯誤! 平成のプリクラ文化【山下メロの平成レトロ遺産:029】

週プレNEWS

若者は「写ルンです」などフィルム付きレンズで写真を撮影していましたが、本体代と現像代がかかる上、プリントに時間がかかり、おまけに複数人で写っていたらわざわざ焼き増しという手間がかかっていました。

なんの機材も持ち歩かずに、ゲームセンターなどの設置場所へ行けば安価で写真がプリントでき、さらに共有が可能で大ヒットとなりました。画質が悪く、プリントサイズが小さくても、安くシェアできるなら、思い出としては十分だったのです。


自分のプリクラをピンズ化できました


写真を貼ればオリジナルのピンズになる商品まで存在した。写真をピンズにする必要があるのかは、この際どうでもいい。ロケットに写真を隠す時代は終わったのだ(やっぱり本命の写真はガラケーのバッテリー裏に隠すけど)

むしろ小さいシールだからこそ化粧品や文房具などの小物に貼りやすく、貼るための商品もいろいろと発売されました。プリクラを集めて作る手帳〝プリ帳〟は、小さい写真が密集することで、普通のフォトアルバムとは違う体験をもたらしたのです。

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ほかにもガラケーの後ろに貼ったりしましたが、本命のプリはバッテリーのフタを外してバッテリーの後ろ側にコッソリ貼る……というのもはやりました。使っていたガラケーを処分するときは、バッテリー裏までチェックを忘れずに!

撮影/榊 智朗

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