食品サンプルメーカーである「株式会社いわさき」の職人が、あべのハルカス近鉄本店で開催中の「おいしさのアート展2022」で見せた美技に目を奪われる人が続出。
公式Twitterに投稿された海老天の食品サンプルの実演動画には、「凄い!」「美味しそう!」などの声が寄せられ、多くの人を魅了しています。
「おいしさのアート展」は、いわさきグループ3社合同による食品サンプルの製作コンクール。全国17工場、約100名の技術者たちによって生み出された、本物と勘違いしてしまうほどリアルな作品からユニークで面白い作品まで70点以上が展示されています。
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ここで実演をしていたのが、食品サンプル製作歴38年になる株式会社いわさきの製作本部長。ツイートによると、ビニール樹脂をホットガンの熱で散らしながら固めていく作り方は、食品サンプルの揚げ衣を作る際において現在主流の方法だそうです。食品サンプル作りですぐ思い浮かべるロウによる作り方は、昭和前半におこなわれていた手法とのこと。
動画では、本物の海老に衣をつけるように液状のビニール樹脂をコーティング。そこにホットガンの熱風を吹きかけていくと、風圧で液状だったビニール樹脂が固まりながらカリッと揚がった天ぷらの衣のように変化していきます。思わず「美味しそう……」と、口にしてしまうほどリアルな海老天の完成です。