後部座席のシートベルト非着用は道路交通法違反なので、取締りによって行政罰(違反点数1点)が科されればゴールド免許は取り消されます。ゴールド免許の更新は5年間の無事故・無違反が条件なので、残念ながら次の更新からはブルー免許です…。
一般道路での取締りで、口頭注意のみだった場合には、違反行為が記録されないのでゴールド免許の取消しはありません。
子供を乗せてシートベルトが足りない場合は?
12歳以下の子供は3人で大人2人分の乗車人数としてカウントされるので、子供が多く乗車する状況だとシートベルトが足りなくなる場合もあるでしょう。
上記のとおり、乗車人数に対してシートベルトが足りない場合には着用をせずに運転しても問題ありません。ただし、着用しなくてもよいのはあくまで足りない人数だけで、全員の着用義務が免除されるわけではないのでご注意ください。
シートベルト着用の有無による事故被害の差
シートベルトを非着用だと衝突時に前方に投げ出されてしまうため、後部座席のシートベルトの有無によって交通事故時の死亡率が約3.5倍も変わります。
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【参考】イタルダ・インフォメーションNo.92 2012
以下の動画は交通事故時の後部座席シートベルト着用・非着用を比較したものです。動画を見ればシートベルトの非着用がどれだけ危険であるか一目瞭然だと思います。シートベルトは万が一のときに、生死を別つ命綱といっても過言ではないでしょう。
<後席シートベルト非着用時の危険性>
まとめ
運転者には全座席の搭乗者にシートベルトを着用させる義務があります。後部座席のシートベルト着用を怠った場合には、一般道路では口頭注意、高速道路では違反点数1点の罰則です(罰則の対象はシートベルト非着用の人ではなく運転者)。
後部座席に限らず、シートベルトの着用は運転・乗車の基本です。「罰則があるから…。」ではなく、安全を確保するために必ず着用しましょう。