事件の解決には目撃者の存在が大きく影響します。特に交通事故では目撃者の証言1つで加害者と被害者の立場が入れ替わるケースも珍しくありません。
しかし、一般人は交通事故を目撃する経験なんてない場合がほとんどです。きっとショックや不安から目撃者として名乗り出ることに抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「交通事故を目撃したけど無視しても大丈夫?」といった交通事故の目撃者からよくあるQ&Aを3つ紹介します。事故現場に居合わせて目撃者として扱われる可能性がある状況の場合に参考にしてみてください。
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KL2021・OD・165
交通事故を目撃してスルーしたら罪に問われる?
目撃者の立場なら交通事故現場に居合わせて何もせずに立ち去っても罰せられません。道路交通法で警察への通報義務が定められているのは事故当事者だけだからです。
交通事故があったときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員(以下この節において「運転者等」という。)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。…(略)
【引用】道路交通法第七十二条