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阪神甲子園球場前の吉野家「タイガース吉牛」の限定メニュー「六甲おろし牛丼」

おたくま経済新聞

 「お膝元」ということもあり、至る所で阪神タイガースに染まっているのが甲子園駅周辺。それはチェーン店にも波及し、「吉野家」だけでなく、駅周辺にある「ローソン」各店舗も「猛虎仕様」。

 駅の西出口を出て、すぐ右奥にあるのが「タイガース吉牛」こと吉野家コロワ甲子園店。イオンなどが入居するショッピングモール「コロワ(Corowa)甲子園」1階に店を構えています。

 近づいてみると、サインにはオレンジの代わりに黄色、グリーンの代わりに黒が配色されているのが分かります。ガラス面にもタイガースカラーのシマをレイアウト。

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 なお、甲子園駅から甲子園球場までは目と鼻の先。駅前のローソン・スターバックス、タイガース直営のチームショップ「ALPS」を横目にまっすぐ進み、阪神高速の高架をくぐると、もう球場は目の前です。

■ 「テイクアウト限定」の「六甲おろし牛丼」

 店内も、タイガースカラーのタテジマで彩られたレイアウトとなっている「タイガース吉牛」。ここには店舗限定の「オリジナルメニュー」が存在します。

  それは、牛丼の上に大根おろしをトッピングした特徴と、「阪神タイガースの歌」の通称「六甲おろし」とを掛けた「六甲おろし牛丼」。

 なお、本品は「テイクアウト限定」です。このため、容器もタイガースカラーに染まっていて、ファンの心をくすぐります。

 取材日のような閑散とした「日常」とは打って変わり、人・人・人の大波に見舞われるのがシーズン中の甲子園。現在はイオンが入居しているコロワ甲子園ですが、以前はダイエーが入居しており、当時の総菜売り場は日本一の売上を誇っていたという逸話があります。

 それは現在でも名残を残しており、試合前の売場はまさに「戦場」と化します。タイガースファンの熱狂度合いを直に感じることのできる空間です。

■ 帰宅して食べてみた

 テイクアウトメニューなので、実食は帰宅してから。ユニフォームと同じタテジマデザインになった持ち帰り用のレジ袋に入れてもらいました。

 もちろん、牛丼の入った容器もタイガース仕様。フタを開ける前から猛虎魂をひしひしと感じます。

 刻みネギは後のせ仕様で別容器。早速盛り付けてと……ではいただきましょうもぐもぐ。

 いやはや、定期的に無性に食べたくなるのが牛丼ですね。私見ですが、「国民食」にカテゴライズしてもいいのかもしれません。

 なお、実は以前「オム豚丼」というメニューも存在していました。これは、豚丼の上に、ソースとマヨネーズがシマ状にかかったオムレツがトッピングされたもの。料理の見た目も「虎柄」というこれぞ「オリジナルメニュー」で、筆者も何度か食した経験があります。

 “遺伝子レベル”でソース好きな関西人ということもあってか、筆者は「オム豚丼」は好んで食していたのですが、ふと気づいたころに本品は姿を消していました。「吉野家=牛丼」という図式がやはり強かったからか、浸透しなかったのかもしれません。吉野家の豚丼って、牛丼とは違う魅力がありますけどね。

(向山純平)

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