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5分でわかるスッポンの生態!!一度噛み付いたら離さない!?

ホンシェルジュ

 

スッポンと亀との違いは?

 

スッポンも亀なのですが、我々がイメージするウミガメなどとは異なる部分が多い生き物です。

まず何より、他の亀と違うのは甲羅です。甲羅が軟らかく平たいことのがスッポンの特徴です。また、甲羅がゴムのように柔らかく弾力があり、柔らかいため体重がかなり軽く、陸でも水中でも比較的素早く行動できます。ウミガメなどには甲羅が六角形の文様を作っていますが、すっぽんにはこうした文様がありません。ほかにも首に筋があることや、カメよりも尻尾が太く長いこと、水かきが非常に発達しており、爪が3本あること(ウミガメなどは5本)も違いとして挙げられます。

喉の部分の毛細血管が極度に発達していて、水中の溶存酸素をある程度取り入れることができるためである。加えて、スッポンは鼻と首が長く、鼻先をシュノーケルのように水の外へ出すことで呼吸ができるのもスッポンの大きな特徴です。

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スッポンは視力がいい?

爬虫類が見える色は人間よりも多く、青・緑・赤・紫外線の4色と言われているため、ほとんどのカメは視力がよく色を見分けることもできます。

ただ濁った水の中に住む種類の亀は遠くを見る必要が無いので視力は弱く、反対にリクガメは視力がよいと言われています。

それでも肉食性の亀は、はっきりものが見えていなくても、動きや色にはよく反応することができます。

 

スッポンは一度噛み付いたら離さないのはほんと?

 

「一度かみつくと雷が鳴るまではなさない」という言い伝えが残っているスッポンですが、スッポンが噛み付くのは臆病な性格だからこその防衛本能であるといわれています。一見その姿から獰猛に思われがちですがく比較的臆病者で、基本的には逃げることの方が多いといわれています。すっぽんは甲羅が柔らかいため他の亀よりも防御力が低く、敵から身を守るために噛みつくのです。口には歯はないのですが、非常に顎の力が強く、無理やり離そうとすると本当に指先を食いちぎられる可能性もあります。

もし噛みつかれた場合、指を無理矢理、引っ張ったりすると自分の身を守るために、余計に強力な歯で噛みつかれてしまいます 。噛みつかれたら、いったん水の中に戻してやると、その安心感からかすぐに離すことが多いので時間を置くのがいいでしょう。

 

スッポンの交尾は長い?

 

スッポンの交尾は非常に長く水中で4~5時間かけておこなわれます。場合によっては10時間以上かけることもあります。その後、産卵は陸上で行い、水辺の砂地ややわらかい土などに20~50個の卵を産みます。卵はおよそ1か月半~2か月半ほどで孵化し、6~8年ほどで成熟します。 寿命は20~30年ほどで他のカメより平均寿命は短いです。

 

スッポンは冬眠するの?

 

スッポンは爬虫類に分類される変温動物の一種です。変温動物とは外気温の変化に合わせて体温が変化する動物のことを指します。外気温が下がりすぎると、生命活動を維持するため一時的に冬眠状態になるのが特徴です。

一生のほとんどを水中で過ごしますが、秋の終わりから冬にかけて水温15度以下になると土中で冬眠します4月頃、再び水温が15℃位になると冬眠から覚めます。

つまりスッポンは、本来の生態では、1年のうち約半年間は冬眠をします。

養殖のスッポンでは生育を促すために水温を高くして冬眠させずに育てます。

 

スッポンモドキとは?

 

スッポンに非常に似ている生き物「スッポンモドキ」。

スッポンモドキはオーストラリア東部、ニューギニア島南部などに分布しているカメの仲間です。

(豚のような鼻をもつことからブタバナガメとも呼ばれる水生のカメと呼ばれているようです)

スッポンモドキの甲羅はスッポンよりも硬いですが、甲板がないため海亀などよりは柔らかいです。水掻きがあるスッポンに対して足の形状がオール状の海がめのような形のため、基本的には水中を泳ぎまわり生活をしているカメとなります。

 

カメの甲羅はあばら骨 ~人体で表す動物図鑑~

 

カメの甲羅はあばら骨 ~人体で表す動物図鑑~ (SBビジュアル新書)
著者川崎 悟司 出版日

動物の体のしくみを人の体に例えること斬新という言葉がまさにぴったりな一冊。おなじみの動物たちの体の一部が直感的に学ぶことができます。

一つ一つのイラストがインパクト大で読み進めていくのが楽しいです。この本をきっかけに生物の体の仕組みに興味を持つ人も増えていくんじゃないでしょうか。

 

カメ大図鑑 潜頸亜目・曲頸亜目: 水棲種と陸棲種の分類・進化・形態・生態・法律・飼育・繁殖などを解説

 

カメ大図鑑 潜頸亜目・曲頸亜目: 水棲種と陸棲種の分類・進化・形態・生態・法律・飼育・繁殖などを解説 (ディスカバリー生き物・再発見)
著者[“中井 穂瑞領”, “川添 宣広”] 出版日

 

亀に特化した図鑑です。カメの分類・進化・形態・生態・法律・飼育・繁殖を写真とともに細かく解説されていて、そのほかにも飼育環境、餌、接し方などの飼育に役立つ情報も写真とともに掲載されています。項目が多いので亀好きの方にはそのボリュームに満足すること間違いなしです。

 

昔から食材として扱われてきた一方で、ペットととしても人気があるスッポン。生態を知ることで怖いイメージも無くなったのではないでしょうか。ただ、野生化では数が少なくなってきていると言われているため、生息環境を壊さないように生活していきたいですね。

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2022年10月21日

提供元: ホンシェルジュ

 
   

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