マンガ「懐かしい匂い」のカット(真鍋はまさん提供)
【マンガ本編】1年前、亡くなった子の「ニオイ」がする! 猫の香りの不思議が泣ける
飼い猫たちの体臭はみんな違うのに?
愛猫の匂いを嗅いだ作者が涙した理由について描いたマンガ「懐かしい匂い」が、Instagramで1300以上のいいねを集めて話題となっています。
愛猫の匂いを嗅ぐことが大好きな作者。飼い猫たちの体臭はそれぞれ違うのですが、ある日愛猫の「ちゃん五郎」の匂いを嗅いでいると、約1年前に亡くなった「あい太郎」と同じ匂いを感じて……。読者からは、「不思議!」「匂いって、記憶が一瞬でよみがえりますよね」「あい太郎ちゃんが遊びに来ているのかな」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、ブロガーの真鍋はまさんです。Instagramやブログ「真鍋はまのねこまんが+」などでマンガを発表しています。真鍋はまさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー真鍋はまさんは、よく愛猫たちの匂いを嗅ぐのですか?
猫アレルギーなのですが、嗅げるチャンスがあるときは嗅ぎます。トイレ直後の匂い以外は、全部好きです。特に口の匂いが好きなのですが、あくびをしたときにしか嗅げないので貴重です。
ーー愛猫のちゃん五郎くんから、あい太郎くんと同じ匂いがしたとき、どう感じましたか?
あい太郎は2023年に亡くなった猫なので、とてもうれしく思いました。愛猫たちの体臭はそれぞれに個性があり、全然違うので、不思議な感覚でしたね。
ーー匂いを嗅がれているとき、ちゃん五郎くんはどのような反応をしていましたか?
少し冷ややかな目でこちらを見ていました。
ーーもし天国のあい太郎くんにもう1度会えるなら、どのようなことをしてあげたいですか?
マグロのお刺し身が大好物だったので、たくさん食べさせてあげたいです。お腹いっぱいになったあとは、一緒にお昼寝もしたいですね。
ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、マンガを制作する上でこだわっているテクニックなどはありますか?
ちゃん五郎から同じ匂いがしてうれしくて、すぐにマンガにしようと思い、2時間程度で描きました。
テクニックとはいえないかもしれませんが、こだわりの点として、猫のフォルムを描くときには、何度も納得がいくまで描いています。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「うれしいですね」「匂いの記憶は、ふとよみがえりますよね」などの共感コメントや、「同じように食べて生活しているのに、飼っている猫それぞれの匂いが違うのは不思議だね」「あい太郎ちゃんが帰って来ているのかな?」などのコメントをいただきました。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
わが家には現在4匹の猫がいるのですが、みんな同じものを食べているのに体臭が違います。そんななか、2023年に亡くなったあい太郎と同じ匂いが、ちゃん五郎からしたのが不思議で。もう嗅ぐことはない匂いだと思っていたので、とてもうれしかったことをきっかけに、マンガにしました。