マンガ原作の秋ドラマ『セクシー田中さん』キービジュアル (C)芦原妃名子/小学館/NTV

【画像】『セクシー田中さん』原作絵と実写ドラマの主演2人を並べると? 「再現ばっちり」「木南さんの色気凄い」!

よく見られているマンガ原作の秋ドラマ

 年末が近づき、2023年の秋ドラマも、すでに半分ほどが放送されました。放送を観た視聴者からは、ネット上にさまざまな声が挙がっています。今回の秋ドラマでは、多種多様なマンガ原作の実写化作品も放送されており、話題を呼んでいるようです。本記事では、マンガ原作の秋ドラマのなかから視聴率ランキングで上位に入っている3作品を紹介します。

 2016年から2017年にかけて「BE・LOVE」(講談社)にて連載された『ゼイチョー! ~納税課第三収納係~』(作:慎結)を、実写化したドラマしたのが『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』です。

 同作は、滞納されている税金を取り立てる「微税吏員」を題材にした物語で、ただお金を取り立てるだけでなく、滞納せざるを得ない理由を抱える滞納者に寄り添う彼らの姿に、泣いたり笑ったりと心が揺さぶられる作品として話題を呼んでいます。

 ノリは軽いが仕事はできる主人公・饗庭蒼一郎役をSexy Zoneの菊池風磨さんが演じ、同僚の百目鬼華子役を山田杏奈さんが演じています。10月14日放送の第1話では、饗庭の働く職場に新人の華子が配属されました。猪突猛進タイプの華子は、役所内でも敬遠されがちな徴税吏員を自ら希望した変わり者で、ノリの軽い饗庭とタッグを組んで税金を徴収を行っていきます。

 税の滞納という、誰もが全く無関係とはいえない社会問題を軸にした人間ドラマに対して、SNS上では「税の徴収という大変な仕事の裏側が知れる大好きなドラマ」「けっこうヘビーな題材のドラマだけど、主演ふたりが味のある演技で泣き笑いのある見やすい作品にしてくれてる」との声が出ていました。

 ドラマ『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』は、日本テレビ系で、毎週土曜夜10時より放送、初回は視聴率5.9%で、その後もコンスタントに5~6%台を記録しています。

 突然、要介護状態になった夫と、夫の彼氏や彼女、さらに隠し子と次々と噴出する問題に立ち向かうヒロインを描いたドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』も話題作です。入江喜和先生による原作マンガは、2018年から2022年にかけて、同じく「BE・LOVE」で連載されていました。

 自宅で刺繍教室を開いて穏やかな幸せを味わっていたヒロイン・伊沢ゆりあ(演:菅野美穂)は、心優しい売れない小説家の夫(演:田中哲司)が見せた裏の顔を知り、一変する人生を強く生きる決意をします。菅野さん演じるゆりあに関して、「菅野美穂さんの演技は魂の底と繋がっているような器の大きさを感じます」「菅野美穂さんのおっさん感ある乙女な演技がなんとも素晴らしい」と、演技への称賛の声がSNS上であがっていました。

 ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』は、テレビ朝日系で、毎週木曜夜9時より放送されています。初回は7.9%、11月9日放送の最新も5.9%を記録し話題を呼んでいます。

 最後に、2017年より「姉系プチコミック」(小学館)で連載中のマンガ『セクシー田中さん』(作:芦原妃名子)を実写化した同名ドラマを紹介します。木南晴夏さん演じる、地味で友達も恋人もいないアラフォーOL・田中京子が主人公の物語です。

 田中さんは仕事は完璧ですが、あまりにも地味で、社内では変人扱いされるほどの存在でした。ある日、田中さんの同僚で、派遣OL・倉橋朱里(演:生見愛瑠)は、いつもと違う雰囲気を田中さんに感じます。

 その後、朱里は立ち寄ったレストランで彼女はエキゾチックなベリーダンサー・Saliに一目ぼれしてしまいました。しかし、実はSaliの正体は職場では地味な田中さんだったのです。筆者もドラマを視聴していて、木南さんのダンサー姿とOL姿のギャップには驚きました。

 SNS上でもそんなギャップの大きな役を演じる木南さんに対して、「徹底的に作りこんだ木南さんのスタイルとダンスに驚いた」「田中さんの見た目のギャップにやられてる。木南さん綺麗すぎる!」と驚きの声があがっています。

 ドラマ『セクシー田中さん』は、日本テレビ系で、毎週日曜夜10時30分より放送されています。初回は7.2%、11月12日の最新話も5.8%と好調です。