『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(画像は同作のアプリ版) (C)SQUARE ENIX CO., LTD.

【画像】どうやるんだったっけ? 『ドラクエ3』のキャラ作成と仲間集めの方法(6枚)

自由にキャラメイクができた『ドラクエ3』の魅力

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(以下、『ドラクエ3』)は、仲間のキャラメイクが楽しめる作品で、職業の設定や名前、性別までプレイヤーが決められます。

 その自由度の高さは『ドラクエ3』の大きな魅力ですが、他のプレイヤーがどのようなパーティ編成で冒険をしていたのかは気になるところです。そこで今回は「理想的なパーティ編成」をテーマに、プレイヤーの声を交えながら解説します。

『ドラクエ3』においてパーティに加わる仲間には、固有のキャラ設定などは存在しません。最初の街「アリアハン」にある「ルイーダの酒場」の冒険者の登録所で、仲間のキャラクターメイキングが行なえました。

 それぞれの仲間キャラの職業や名前、性別などを設定することができますが、選んだ職業によって装備できる武器や防具、レベルが上がった時の成長傾向などが異なるため、パーティの今後を左右する重要なポイントです。

 また、主人公以外のメンバーは「ダーマ神殿」で、別の職業に転職することが可能でした。転職はレベル20以上のキャラしか行えず、転職後はレベル1からの再スタートになります。ただし、このときのステータスの数値は転職前の半分になり、覚えていた呪文はそのまま引き継がれます。

 そして作中で「神に選ばれし者」と言われている職業が「賢者」です。賢者は、魔法使いと僧侶の呪文をすべて覚える、まさにスペシャルな職業でした。

 ただし賢者に転職するためには「さとりのしょ」という貴重なアイテムを消費するか、職業「遊び人」のキャラをレベル20まで鍛えるかの二択になります。

 まともに戦ってくれない遊び人をレベル20まで育てるのは大変ですが、賢者への転職を見越して、あえて遊び人を選んだプレイヤーもいるはずです。

 それでは冒険を効率よく進めるには、どのようなパーティ編成がベストだったのでしょうか。

 戦闘時の安定感を優先させたい人は「勇者・戦士・魔法使い・僧侶」という編成が多いようです。戦士の代わりに武闘家を入れる人もいました。

 回復呪文が使える勇者と僧侶、攻撃役の戦士(もしくは武闘家)、補助呪文、攻撃呪文が使える魔法使いという編成は、どんな状況でも対応がしやすい編成です。

 さらに転職ができるようになってからは、「勇者・戦士・戦士・賢者」といったパーティ編成を目指すと安定感が増し、より長期の冒険にも耐えやすくなります(育成に時間はかかりますが…)。

 それに魔法使いを戦士に転職させることで、最初から呪文が使える物理攻撃職になるため、いざというときの備えとしても期待できます。

 実際に、このパーティ編成を採用していた人からは「癖がないうえに装備できるものも多い」「とくに困ったことがないから安定する」など、バランスの良さを高く評価する声がありました。



『ドラゴンクエスト3』の公式ガイドブック(エニックス)

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最強パーティに欠かせない職業とは?

『ドラクエ3』のリメイク版に登場した「盗賊」を加えた、「勇者・盗賊・魔法使い・僧侶or遊び人」という構成も、最強パーティを狙う際に人気だった組み合わせです。

 盗賊は「素早さが高い」「戦闘終了後、ドロップアイテムを盗んでいることがある」といったメリットがあるうえに、画面内に宝が落ちていると光る呪文「レミラーマ」やモンスターとの遭遇率を下げる特技「しのびあし」などを習得します。

 盗賊は、戦士に比べて攻撃力などが劣る中途半端なイメージもありますが、物理攻撃職なのにしっかりMPが成長していくのは大きな利点でした。別の職業で強力な呪文を習得しておき、その後盗賊に転職すれば、呪文と物理攻撃を兼ね備えた万能アタッカーとして重宝することでしょう。

 しかも、盗賊は「はかいのてっきゅう」のような『ドラクエ3』における最強クラスの装備も装備できるため、やりこみ系のプレイヤーにオススメしたい職業です。

 遊び人は「うんのよさ」の高さくらいしか取り柄がなく、戦闘時のコマンドを無視することもあるので、バトル面ではあまり期待できません。

 しかし前述の通り、レベル20まで成長すれば「さとりのしょ」を使わずに賢者に転職できるので、賢者をふたり入れた強力なパーティを目指したい人は、頑張って育ててみる価値はありそうです。

 このような構成を試したプレイヤーからは「(盗賊は)見過ごしやすいアイテムを手に入れられるし、戦いにも対応できるから最強」「賢者2枚積みの安心感はやばい」といったコメントがあがっています。

 また「武闘家」はレベルが上がるにつれて「会心の一撃」が出やすくなります。いろいろな職業を経験させた後は武闘家に転職させる、という人も多いようで、「僧侶がザオリクを覚えてから武闘家に転職した」といった声もありました。

 ちなみにYouTubeをはじめとしたネットの各所では、あえて「勇者以外は遊び人」といった縛りプレイでクリアを目指す猛者も見られます。このようなユニークな遊び方が模索できるのも、『ドラクエ3』の自由度の高さの賜物と言えそうです。