天津飯との行く末が気になる金髪ランチ 「ドラゴンボール GLITTER&GLAMOURS LUNCHI 通常カラー」(バンプレスト)

【画像】もはやレアキャラ? 人気マンガの「消されたキャラ」に注目(5枚)

第2のヒロインのはずがナゼ消えた?

 マンガの人気キャラクターのなかには、メインキャラばりに登場していたのにもかかわらず、いつの間にか登場しなくなったキャラクターが存在します。彼らは一体なぜ消えてしまったのか、巷で囁かれている噂と合わせて紹介します。

 鳥山明先生のマンガ『ドラゴンボール』に登場する「ランチ」は、姿を消してしまった代表キャラのひとりです。ランチはくしゃみをするたびに、おとなしい人格(黒髪)と凶暴な人格(金髪)が入れ替わる二重人格の持ち主でした。

 警察に追われていたところを孫悟空とクリリンに助けられ、カメハウスに連れられて来ることになりました。性格が頻繁に入れ替わってしまうものの、元々の美貌も相まってファンの多いキャラでした。

 ランチの魅力が溢れ出ているエピソードとして、凶暴化している際に突如として「ワイルドさにほれた!!」と天津飯に一目惚れを告白。カメハウスでの同居生活を希望するものの、軽く断られると即座に文通を持ちかけるなど、乙女っぽさとのギャップは破壊力抜群です。登場回にはいろいろな一面を見せ読者を楽しませていたランチでしたが、いつの間にか登場しなくなり、消えたキャラと呼ばれるようになりました。

 消えた理由については、ランチの「二重人格」というキャラ設定にあるという説が一部であります。今ではアニメやマンガで二重人格のキャラが、登場することは珍しくありません。しかしランチが登場していたころは、二重人格のキャラが珍しく、精神疾患者の支援団体や医療機関からクレームがあったという噂があります。

 またランチは生計を立てるのに犯罪行為を繰り返しているということで、PTAなどから非難されたのではと推測されているようです。公式から真相は明かされていませんが、天津飯との恋の行方が気になるファンも多いのではないのでしょうか。



『パーマン』で消えたパーマン5号ことパー坊の姿が見られる「モノクロ版TVアニメ パーマン DVD BOX 上巻(期間限定生産)」(キングレコード)

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「パー坊」はモノクロでしか見られない?

 続いての消えたキャラは藤子・F・不二雄先生のマンガ『パーマン』に登場する「パー坊」こと「パーマン5号」です。主人公・ミツ夫は「パーマンセット」を身に着けることで、超人的な能力を発揮することが可能となりました。しかしパーマンセットを使って特殊な能力を使うには、誰にも正体がバレてはいけないという条件が課せられていたのです。

 赤ちゃんに正体がバレそうになったミツ夫は、赤ちゃんをパーマン5号にすることで口を封じるという荒技を使います。以後何度か登場するだけにとどまった5号ことパー坊は、消えたキャラ認定されてしまいました。

 最後は、さくらももこ先生の『ちびまる子ちゃん』に登場する「えびすくん」です。えびすくんはまる子と同じ3年4組のクラスメイトで、みぎわさんの隣の席に座る茶髪で爽やかな男子。えびすくんは人気のあったキャラクターのひとりですが、彼もまた忽然と姿を消してしまったのです。

 ご存じの人も多いと思いますが、『ちびまる子ちゃん』の物語に登場するキャラクターたちは、作者のさくらももこ先生の小学生時代に実在した人物をモデルに描かれています。頻繁に登場していたえびすくんが描かれなくなったために、「モデルとされた人物が事件を起こしたのではないか」と、噂されることになってしまいました。他にもクラスメイトが入れ替わるとの噂もある作品であることから、モデルが存在するマンガの宿命なのかもしれません。突然消えてしまった人気キャラクターには、何かしらの機会に登場してもらいたいですね。