車両総重量や最大積載量は減らすことができる?
車両総重量を減らす
カスタムの際、オーディオ機器などを後付けすると車両総重量をオーバーしてしまうことがあります。この場合、カスタムした車両は車検を通りません。
しかし、シートを外して乗車定員を減らした改造を行った場合、本来の主要諸元上の車両総重量と差ができます。この部分をカスタムによる重量増に回すことができるというルールが存在するのです。
これは、あくまで乗車定員も含めた車の重さ=車両総重量であるという考えに基づいたものといえます。
最大積載量を減らす
最大積載量を減らし、運送できる荷物の量が減ることを減トンと言います。
減トンのメリットは「自動車税」と「自賠責保険」のコストを抑えることができることです。トラックの自動車税は最大積載量と比例関係になるので、減トンすることで自動車税が下がります。
減トンはどのように行われる?違法ではない?
架装によって車両重量が増加することで最大積載量が減トンされます。このような意図的な方法でも違法改造ではありません。ただし、構造変更手続きが必要であることは覚えておきましょう。
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車両重量と車両総重量の違いを把握しておこう
車両重量と車両総重量の違いを把握しておくことは、税制の観点で非常に重要です。
自分の乗る車両の状態から、重量税を計算する便利なツールもありますので、自動車の購入時や車検時には重量税について念頭に置いておくようにしましょう。