レストア済み旧車を買った方がお得?
もしも自分が探している旧車が完璧にレストアされた状態で売られているのを見つけたなら、多少売値が高くとも迷わず購入するべきです。レストアに費やす時間や金銭を考えれば、結局は仕上げ済みのクルマを買ったほうがお得なのです。
旧車の市場価格とは、そのときの車両価値の評価でしかないのですから、レストアにいくら大金を投じようとも、お金を掛けた分がそのまま売却金額に反映されることはまずありません。
そうした意味ではレストア済みの旧車を購入するのは賢い選択かもしれません。
それでもレストアする人がいるのはなぜ?
しかし、そこは趣味の世界の話。経済的な損得を超えてレストアする人も世の中には大勢います。
探している旧車が市場に流通しておらず、ベース車からレストアする道を選んだ人、長年乗り継いだ愛着のある愛車を新車時の状態に戻したい人、より完璧な状態を戻してレンチを手に取る人、旧車を直すことそのものに喜びを感じる人などなどレストアする理由は千差万別です。
ただし、レストアに挑む人に共通しているのは、クルマに対する情熱と貴重な旧車を将来に残そうという思いです。
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旧車のレストア作業の流れ
本格的なレストア作業の流れを紹介すると以下になります。
- ベース車の選択
- ベース車のチェック
- 部品の調達
- 塗装の剥離・錆び取り・ボディ修正・板金補修
- メカニズムの修理
- ボディのペイント
- 内装の修理
- 外装の修理
- 仕上げ
- 完成!
プロに作業を外注する場合には4~8までは、同時並行で作業を進めることになるでしょうし、ベース車に問題がなければ作業をせずに項目をパスすることもあるでしょう。