低水温を意識したタナ選び

低水温期とあって普段よりも深い場所をねらうよう心がけましょう。沖からの潮がぶつかるような釣り場であれば磯際がねらい目となり、サラシや潮流がある場所であればマキエによってタナが浅くなるものの、厳冬期であることを念頭に置くことが大切です。


メジナのタナのイメージ・暖かい季節

メジナのタナのイメージ・寒い季節

メジナのタナは好条件がそろうと、磯際でも浅ダナでもよく食ってきます。ところが、こうした状況下であってもマキエを投入し続けるとヒットエリアは次第に遠くなり、タナも深くなり、最終的には潮下のマキエが留まるような位置の一定のタナで食ってくるようになります。
低水温の場合はとくに、終始それに近い状況が想定されると考えられます。

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道糸の号数はやや太め、立ちウキの使用がオススメ

前述の通りタナは一般的に深くなるわけですが、その場合、根掛かりが起こる可能性も高くなります。風が強いと道糸が細い方が操作性はよくなるものの、根掛かりが起きた際には道糸が細過ぎるとラインブレイクしてしまうことになります。そのような理由で、私は常にナイロンの3号よりも細いものは使用しないようにしています。

また、ウキに関してもあくまで個人的な意見ですが、マキエが留まるポジションでアタリがくるまで静かに待つことを考慮して、立ちウキ彩ウキ®)が使いやすいと考えています。盛期の釣りよりも投入してからアタリが出るまで長時間待つことが多いため、全遊動やウキを沈めてねらう釣り方は、やや難しいというのがその理由です。