戦国城下町のストリートビューが楽しめるジオラマ展示は必見!

戦国時代の一乗谷の活気が伝わってくるよう

俯瞰でも、ジオラマの人たちの目線で見ても、楽しい展示

2階の基本展示室で見逃せないのが、当時の町並みを1/30スケールで再現した城下町ジオラマ。建物や町の風景だけでなく、人々も表情豊かにいきいきと生活している様子がリアルに表現されていて、時間を忘れて見入ってしまいます。

タブレットの画面を通して当時の城下町の様子を体感

ジオラマの周囲に設置されているタブレットを操作するとジオラマのストリートビューが表示され、まるで自分がジオラマの中に入り込んだような感覚で城下町散歩が楽しめます。

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気分は戦国大名!?朝倉義景の居館の一部を原寸で再現

館の中庭を再現した花壇には、越前和紙で作られた花が咲き乱れている。3万3000枚の県産材が張り付けられた天井も必見

展示室内には、最大のみどころである朝倉館(あさくらやかた)があり、室町幕府将軍・足利義昭を迎えた広間や庭園など、広大な館の一部が、なんと原寸で再現されています。

会所の広さは24畳。一乗谷最大の規模の建物

接客の場である会所の障壁図は、500年以上前に朝倉氏お抱えの絵師が描いた大徳寺真珠庵蔵『四季花鳥図』を復元模写したもの。格調高いたたずまいにため息が漏れます。

中庭や池の石も3次元測定して遺跡と同じ形で再現

朝倉館は金具の装飾品や庭石などが精巧に再現されています。これは、一乗谷朝倉氏遺跡の建物の礎石や庭石、金属製品などがそのまま残されていたため、これほど正確に再現することができたのだそう。一乗谷ののどかな風景を眺めながら朝倉館を回遊すると、本当に当時の館にいるような気分になれます。