一乗谷朝倉氏遺跡って?

戦国時代に、5代100年余りにわたり越前を治めた大名・朝倉氏の城下町跡。京都に匹敵する栄華を誇りましたが、5代当主・朝倉義景が、1573年に織田信長との戦いに敗れて焼失しました。しかし、約400年の時を超えて発掘され、1971年に国の特別史跡に指定。長く土の下で眠っていたために、当時の町並みがほぼ完全な姿で出土した経緯から、「日本のポンペイ」と呼ぶ人もいます。

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城下町の入口に遺跡見学の拠点となる博物館が誕生!

博物館は国内外で活躍する建築家・内藤廣氏が設計

「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」は、遺跡見学を楽しむためのゲートウェイ(玄関口)施設として誕生。博物館は、遺跡に向かう道路を挟んで右側にある本館の「展示・ガイダンス棟」と、左側の分館「調査・研究・収蔵棟」(旧資料館)で構成されていて、特に、本館の趣向を凝らした展示が話題になっています。今回は、この本館をメインにご紹介します。