「その路線が上位に?」 都市鉄道の混雑率ランキング21年度 メトロ東西線は「改善」?

コロナ禍とはいえ意外かも…。

2020年度と比較するとほぼ横ばい

 国土交通省 鉄道局都市鉄道政策課が、都市部の鉄道における路線・区間別の混雑率を公表しました。これによると昨2021年度は、東京圏108%(107%)、大阪圏104%(103%)、名古屋圏110%(104%)であり、2020年度と比較するとほぼ横ばいという結果でした(カッコ内は2020年度)。

 では、まずは東京圏の主要区間 上位5つの平均混雑率を見ていきます。

都営三田線 西巣鴨→巣鴨:131%

東京メトロ東西線 木場→門前仲町:128%

東京メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷:127%

東京メトロ千代田線 町屋→西日暮里:126%

JR中央線快速 中野→新宿:120%

 次に、大阪圏の状況です。

近鉄奈良線 河内永和→布施:119%

大阪メトロ御堂筋線 梅田→淀屋橋:118%

近鉄大阪線 俊徳道→布施:117%

JR片町線 鴫野→京橋:116%

阪急神戸線 神崎川→十三:115%

最後に名古屋圏の状況です。

名古屋市営地下鉄名城・名港線 東別院→上前津:123%

名鉄名古屋線 神宮前→金山:122%

名鉄名古屋線 栄生→名鉄名古屋:121%

名古屋市営地下鉄東山線 名古屋→伏見:120%

近鉄名古屋線 米野→名古屋:106%

 あわせて鉄道局都市鉄道政策課は、路線ごとの最混雑区間も公表。混雑率120%以上の23区間を羅列します。

日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前→西日暮里:144%

西鉄貝塚線 名島→貝塚:140%

JR武蔵野線 東浦和→南浦和:137%

JR埼京線 板橋→池袋:132%

JR可部線 可部→広島:132%

都営三田線 西巣鴨→巣鴨:131%

JR信越本線 新津→新潟:130%

東京メトロ東西線 木場→門前仲町:128%

東京メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷:127%

横浜市営地下鉄グリーンライン 日吉本町→日吉:127%

東京メトロ千代田線 町屋→西日暮里:126%

横浜市営地下鉄ブルーライン 三ツ沢下町→横浜:123%

つくばエクスプレス 青井→北千住:123%

名古屋市営地下鉄名城・名港線 東別院→上前津:123%

名鉄名古屋線 神宮前→金山:122%

都営新宿線 西大島→住吉:121%

東京メトロ南北線 駒込→本駒込:121%

名鉄名古屋線 栄生→名鉄名古屋:121%

JR中央線快速 中野→新宿:120%

都営大江戸線 中井→東中野:120%

名鉄犬山線 下小田井→枇杷島分岐点:120%

名古屋市営地下鉄東山線 名古屋→伏見:120%

JR白新線 新発田→新潟:120%

 地方都市の路線や区間が上位にランクインするのは、輸送人員に対して両数や運行本数が少ないため。ちなみに、混雑率が最も低かったのは、関東鉄道竜ヶ崎線の竜ヶ崎→佐貫でした。