今つけているヘッドライトからLEDに変えるべき?
純正の電球(ハロゲン)からの交換はおすすめ
現在ヘッドライトに純正のハロゲンバルブを使用しているという方は、LEDバルブとの交換を是非おすすめします。理由は先ほど挙げた通り、LEDの寿命と消費電力はハロゲンと比較して圧倒的に優位で、かつ明るさも確保できるからです。
別の観点として、取り付けの容易さもLEDをおすすめする理由となります。LEDはハロゲンと同様にバルブだけ交換すればよく、バルブに加えて電圧変換用の装備が必要なHIDと比較すると交換作業が楽に済みます。
十分な明るさのHIDを付けているなら無理に交換しなくてOK
現在すでにHIDを装備しているという方は、無理にLEDへ交換する必要はありません。
HIDは放電によって強い光を生み出しており、発光量だけで見るとLEDよりも勝っています。明るさにこだわるならHIDを使い続けた方がよいですし、省エネ運用したいならライトを交換するタイミングでLEDに切り替えるのがおすすめです。
積雪地域でLEDに交換する際は要注意
LEDには弱点もあり、主に積雪の多い地域における利用シーンでそれが浮き彫りになります。
例えば、降雪時や高く積もった雪の間などの視界が悪くなる場面では、路面照射の明るさが減ることがあります。この現象はどのライトでも起こりえますが、LEDよりも発光量のあるHIDに軍配があがります。
また、LEDはほとんど発熱しないため、ヘッドライトに積もった雪は自然に溶けません。雪が付着すると光量が低下するため、車から降りて除雪しないと非常に危険です。
ハロゲンやHIDは雪を溶かす程度に発熱するため、発光量と発熱の両方を備えるHIDを利用するとより安全でしょう。
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ヘッドライトバルブの交換方法
ヘッドライトバルブ交換を自分で行う手順
- ボンネットを開けて、ヘッドライド裏側に「コネクター」が刺さっていることを確認してください。
- コネクターの「ロックのツメを押しながら」引き抜きます。
- 水や埃を防ぐために「カバー」が付いているので、取り外しましょう。
- バルブが見えますので、その「クリップ」をバルプケースから引き出します。
- バルプを外して形状や種類を確認したうえで新しいものと取り替えます。
- 取り付けるときは、1~4の手順とは逆の順番で行いましょう。
- 最後はライトが点くかどうか確認して作業終了です。
交換時の注意点
- ヘッドライト消灯直後はバルブが高温になっているので、冷めてから作業を行う
- ヘッドランプスイッチを切った状態で作業する
- 手の脂がつかないよう、手袋をする
- 万が一の感電を避けるため、バッテリーのマイナス端子を外しておくと安心