カーエアコンのメンテナンスと修理費用はどれくらい?
暖房・冷房の修理費用は故障箇所により大きく価格が変わってきます。
故障箇所 | 修理費用 |
---|---|
エアコンガス補充 | 約3,000~5,000円 |
エアコンガス漏れ | 約2万~3万円 |
コンプレッサー不良 | 5万円~ |
ブロアモーター故障 | 2万~3万円 |
サーモスタット故障 | 1万円前後 |
複雑なうえ、修理には専門の知識と安全対策が必要となるのでDIYで修理することは難しいでしょう。 ディーラーや修理工場に依頼しましょう。
エアコンガスの補充方法|自分で補充すると安いが…
エアコンガスは自分で補充した方が安く済ませることができます。自分で補充するには、エアコンガス本体とチャージングホースの用意が必要です。これらを短いホースでつなげ、もう一方をガスにつなげて、カーエアコン機器側にガスを注入していきます。
しかし、取り扱うには危険が伴うため、注意点を把握しトラブルが起きても対応できる技術が求められます。また、ガスチャージ前の各部位点検は必ず行わなければならず、パーツにひび割れがあった場合には補充してもすぐにガス抜けするということも考えられます。
以上のことから、整備の知識や経験がない場合は、整備工場や専門業者などのプロにエアコンガス補充を依頼するのがおすすめです。
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車のエアコンが臭いのは故障ではない?よくある原因
エアコンが臭い場合も故障だけが原因ではない可能性があります。こちらも故障だと決めつけてしまう前に、臭いの原因になりやすい部分の確認をしてみましょう。
臭い原因1エアコンフィルターの汚れ
エアコンフィルターの汚れはエアコンの悪臭に繋がります。エアコンフィルターは車外の空気だけではなく、車内の埃や塵、花粉などを除去する役割を果たしています。走行するにつれて汚れ、目が詰まってしまい、車内環境に悪影響を及ぼすので早めの交換が必要です。
臭い原因2エバポレーターのカビ
車のエアコンから出てくる悪臭は、エアコンの熱交換器である「エバポレーター」に溜まったカビや雑菌といった菌類やタバコのヤニなどの汚れが原因の場合もあります。
エアコンの送り出す空気は、エバポレーターを介して冷却されるのですが、その際に空気中の水分が結露します。そして、この水分がエバポレーターに「カビ」を発生させ、エアコンの臭いの原因となってしまうのです。
家庭用のエアコンには、エバポレーター内の水分を乾燥させる機能があるので、カビが繁殖しづらくなっているのですが、車のエアコンにはその機能が無く、カビにとって天国のような場所になってしまうのです。
カビの生えたエバポレーターを介してエアコンを作動させるということは、カビの胞子を車内に撒き散らしていることにもなるので、エアコンが臭いと感じたら、すぐに洗浄することをおすすめします。
エアコンフィルターのメンテナンスと交換方法
エアコンフィルターの交換時期は?
エアコンフィルターについてほとんどの自動車メーカーは、1年もしくは走行10,000kmで交換を目安にしています。
エアコンフィルターはどこにある?
エアコンフィルターは一般的には、グローブボックスの裏あたりに装着されていることが多いようです。しかし、車種によってはエンジンルーム側から交換作業をする必要があり、その場合には高難度な作業になります。
フィルターの装着位置がわからなかったり、自力での交換が難しい場合にはディーラーや整備工場に依頼しましょう。
エアコンフィルターの値段は?
車のエアコンのフィルター自体の値段は、2,000〜3,000円とそんなに高額なものでもなく、カー用品店や通販などでも購入できます。現物を確認して、通販サイトで同じサイズのものを探しましょう。
エアコンフィルターの交換方法
エアコンフィルターが助手席のグローブボックス裏に付いている場合の交換方法を紹介します。
1. グローブボックスを外し、フィルターを露出させる
グローブボックスを外すと、エアコンフィルター脱着用の蓋が中にあります。両側に爪が有るのでそれを内側方向に押して手前に外します。
2.フィルターを外す
カバーを外すとフィルターが現れます。フィルターは波状の紙なので、両端部分をつまんで引き抜きます。
3.新しいフィルターを取付ける
エアコンフィルターを外した後は、新品のフィルターを逆の手順で取り付け、交換完了です。
動画で確認したい方はこちら
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エバポレーターの洗浄方法
車種によっては、エバポレーターの取り外しが簡単にできず、市販の洗浄液の効果がうまく得られなかったり、内部の汚れを完全に除去するために高額な費用と時間が必要になることがあります。そういった場合は業者に依頼するのがベターです。
エバポレーターが取り外せるのであれば、3,000円程度で購入できる洗浄液で簡単に洗浄できます。
専門店やディーラーに頼むと、車種にもよりますが大体5,000円~40,000円程度の料金がかかるようです。所要時間は30分程度なので、定期点検などの際に頼むといいでしょう。
エバポレーター洗浄のプロについてはこちら
カーエアコン掃除の新定番はエバポレーター洗浄!「空気の洗車屋さん」の新技術とは?
車のA/Cボタンは積極的に使ってOK。日々のエアコンメンテナンスが大切
カーエアコンは冷房と暖房で仕組みが異なります。エアーコンプレッサーを回すためのA/Cボタンは冷房時に使い、暖房時は湿気や曇り取りで活用するのが正しい使い方。
A/Cボタンをオンにすると冷房時は燃費が悪化してしまいますが、暖房時は基本的にA/Cボタンを使わなくてよいので燃費にはほとんど影響しません。
エアーコンプレッサーは全く使わなくても故障の原因になりますので、エアコンをメンテナンスしつつ、機会を見て積極的に使っていきましょう。
車の暖房を使うときに確認したいこと
暖房はエアコンのA/Cボタンを押すべき?
車のエアコンはA/Cボタンをオンにしても冷房と除湿をする機能しかないため、車を暖めたいときにA/Cボタンを押す必要はありません。
冬場はいつA/Cボタンを使えばいい?
フロントガラスが曇ったり結露したときに、A/Cボタンを押して除湿しましょう。エアコンの風向き切り替え(デフロスター)や外気導入も併せて使うと、効果的です。
車の暖房を付けると燃費は悪くなる?
燃費はコンプレッサーを回す時間が長くなるほど悪化します。つまり、A/Cボタンを頻繁に押さなくてもよい暖房は、燃費への影響はほぼありません。
暖房を付けても車が暖まらない原因は?
車の暖房を正しく使っているのに車が暖まらない場合は、冷却水不足やサーモスタットの故障が原因かもしれません。まずは冷却水の量を確認しましょう。
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