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守備巧者としてプレーオフ常連だったグリズリーズを支えたトニー・アレンが永久欠番へ

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守備巧者としてプレーオフ常連だったグリズリーズを支えたトニー・アレンが永久欠番へ(C)バスケットボールキング

 5月8日(現地時間7日、日付は以下同)。メンフィス・グリズリーズの地元メディア『Memphis Commercial Appeal』は、トニー・アレン(元グリズリーズほか)がグリズリーズ時代に着用していた背番号9を、2024-25シーズンに永久欠番にすると報じた。

 もともと、グリズリーズは2017年10月の時点で、ロバート・J・ペラ(オーナー)とクリス・ウォーレスGM(ゼネラルマネージャー/当時)はアレンが現役引退後に背番号9を永久欠番にすると発表していた。

 2021年9月にはアレンとザック・ランドルフ(元グリズリーズほか/背番号50)を2021-22シーズン中に永久欠番にすると明らかにしていたのだが、2021年10月にアレンを含む元NBA選手18名がリーグの福利厚生制度を悪用し、2017年から3年間で保険金をだまし取ったと報じられたこともあり、延期となっていた。

 グリズリーズはランドルフの背番号50に続き、今年4月7日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦でマルク・ガソル(元グリズリーズほか)の背番号33の永久欠番セレモニーを開催。

 その式典がホームのフェデックス・フォーラムで行われた際、アレンは2010年代のグリズリーズを支えた“コア・フォー”として、ガソル、ランドルフ、マイク・コンリー(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)とともに出席していた。

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 アレンは同メディアへ「そう、彼ら(グリズリーズ)が来年、僕のジャージーが永久欠番になると言ってきたんだ」と明かしている。

 グリズリーズのフランチャイズ史上3人目の永久欠番となるアレンは、193センチ96キロのウイングプレーヤーとして7シーズン在籍。レギュラーシーズン出場462試合は球団史上6位、1万1588分で同10位、796スティールで同2位にランクイン。

 その期間にオールディフェンシブチームへ6度も選出されており、執拗なディフェンスを最大の武器とし、相手チームの得点源を苦しめた。また、エネルギッシュなプレーの数々でチームや会場を大いに盛り立てた。

 アレンが在籍した7シーズンで、グリズリーズはいずれもプレーオフ出場を飾っており、2013年には球団史上唯一のカンファレンス・ファイナル進出を果たしているだけに、球団の功労者の1人としてこの男の永久欠番入りはふさわしいものと言っていいはずだ。

 
   

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