top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

【上達には必須!】扶助の種類と使い方

乗馬メディア EQUIA

【動画で乗馬レッスン#13】正しい拳の位置と握り方|神戸からすぐの乗馬クラブ明石乗馬協会 (youtube.com)

坐骨扶助

坐骨での扶助もあります。座ったときにお尻に手のひらを当てると左右に丸い骨が触ります。これが坐骨です。坐骨を前に動かすと推進の合図になります。駈歩を始めると「随伴(ずいはん)を取って」と言われるようになります。馬の動きについていけるように腰を動かすことを随伴と言います。随伴は坐骨での扶助です。馬が前に動いた分だけ腰を前に動かして、馬の動きをサポートしています。逆に随伴を止めると速度や歩度が落ちます。

坐骨での推進ができると駈歩の維持も楽になるので、馬の動きについていけるように腰を柔らかく使えるようにしましょう。それには、正反動の練習が有効ですよ。もちろん、脚や拳とも連動しますので、腰だけ前後に動かしても、なかなか馬は推進してくれないのが難しいところです。

広告の後にも続きます

アクセル?ブレーキ?騎座と坐骨での推進扶助の方法 | ホースアカデミア (horse-academia.com)

「坐骨で座る」を意識してみよう (equia.jp)

副扶助

これまで挙げてきた扶助以外のものは副扶助と呼ばれます。鞭、拍車、舌鼓などは全て副扶助です。他の扶助を使っても効果がないときに補助として使用するものです。

ムチ

ムチは、音や刺激によって合図を送るのに使用します。短鞭は肩に当たったときの音で馬に反応を求めます。いい音がしますが痛みはあまりないと言われています。長鞭は腰を軽く刺激して合図するものです。力を入れると痛みを伴ってしまうので、腰にちょんと軽く触れるように使います。長さがあるため、持ち方によっては、ずっとお尻に鞭が入ったままになってしまいますので、注意が必要です。

音や声の扶助

音や声での扶助も有効です。例えば、脚より、口でチッチッと音を鳴らす舌鼓の方が敏感に反応する馬もいます。馬が興奮してしまったときや速くなりすぎたときは「オーラオーラ」と低く落ち着いたトーンで声をかけて、なだめてあげましょう。また、集中力が途切れやすい馬には話しかけると、乗り手に集中しなおしてくれることもあります。

拍車

拍車は脚での扶助を増強させることができます。ただし、脚を正しく使えないと拍車がずっと入りっぱなしになってしまい危ないことも。拍車を付ける練習をする際には、必ずインストラクターから許可をもらいましょう。

まとめ

いかがでしたか。馬に気持ちよく動いてもらうためには、さまざまな扶助を連動させなくてはなりません。ブレーキを掛けて、スピードが落ちた瞬間に前傾姿勢になってしまうことはよくありますが、馬からすると前に行きたいのか、止まってほしいのか、混乱してしまう原因にもなります。扶助は馬が混乱しないように、一貫性を持って使えるようにしましょう。

2024年4月12日

提供元: 乗馬メディア EQUIA

 
   

ランキング(おでかけ)

ジャンル