3月26日、『芸能人格付けチェックBASIC~春の3時間スペシャル~』(ABCテレビ・テレビ朝日系)が放送され、なにわ男子から西畑大吾、高橋恭平、長尾謙杜が出演した。
(参考:なにわ男子 大橋和也が愛される理由 Kis-My-Ft2、KinKi Kids、山田涼介らも魅了するキャラクター)
西畑・高橋・長尾といえば、グループの中でも俳優としての活躍が顕著な印象のある3人。しかし今回のバラエティ出演では、俳優としての一面とはまた異なる、それぞれが個性を発揮して番組を盛り上げていた。そんな彼らの三者三様なバラエティスキルを分析し、なにわ男子のおもしろさに改めて注目してみたい。
■西畑大吾 MC、ボケ、ツッコミ……なんでもこなすオールラウンダー
安定的なトーク力でグループではMCも担当している西畑。デビュー前から関西ジュニアを取りまとめたり、事務所/グループ外でもバラエティ番組のMCを務めたりと活躍してきた。3月14日に放送された『BABA抜き歴代スター負け顔ベスト20!木7◎×部SP』(フジテレビ系)では、Snow Manの向井康二らと歩んだジュニア時代の思い出を、穏やかな口調で振り返っていた。
なにわ男子はメンバー内でボケの応酬が激化することも度々見られるが、そんなときも周囲をよく見ている西畑が場をうまく回し、降り注ぐボケを瞬発力を発揮したツッコミでさばいていくのも見事なもの。公式YouTubeチャンネルで公開された「なにわ男子【2023年最大のイベント】72のボケとツッコミ」ではそんな咄嗟のツッコミ力が炸裂していた。
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特筆すべきなのは、MC・ツッコミなど西畑には一見しっかり者の役回りが多く見られるものの、実は彼自身もかなりのボケたがりだということ。機転を利かせ、その場に応じてさまざまな表情を見せる西畑のバラエティ対応力は唯一無二といっても過言ではなさそうだ。
■高橋恭平 肩肘張らないゆるさから解き放たれる奇想天外なワードセンス
グループではちょうど中間の年齢に当たる高橋。いかなる場面においても自分のペースを崩さず、肩の力を抜いてその場を楽しむ無邪気な姿が印象的だ。3月8日・15日に放送された『NEWSの全力!!メイキング』(TBS系)にはTravis Japanの中村海人と出演。先輩であるNEWSの小山慶一郎・加藤シゲアキとゲームを全力で楽しむ様子には屈託のない笑顔が見え、非常にリラックスした様子だった。
高橋のバラエティ力は、独特のワードセンスにもある。2018年から2022年まではラジオ番組『関西ジャニーズJr.のバリバリサウンド』(FM大阪)に藤原丈一郎・大橋和也とともにレギュラー出演。二人のトークに対し、独自の感性を駆使した例えツッコミを披露しては反対にツッコミ返されるという、笑いの連鎖を生み出していた。
のびのびとその場を楽しみ、不意に飛び出す言葉で予測不可能な事態を巻き起こす。高橋はいわば、生まれ持った笑いのミラクルメーカーといったところだろう。
■長尾謙杜 クレバーさと愛らしさ、そしてなにわ育ちの笑いへの貪欲な姿勢