しっかりめの味付けで、とてもおいしかったです。普通のクリームパスタよりサラッとして食べやすいと感じました。
次に「その場deパスタ」も試してみます。こちらは近所のスーパーで288円(税込み)で購入しました。トマト・コーンクリーム・和風の3種の味があります。今回はコーンクリームを購入しました。賞味期限は製造から5年です。
パスタの形状は「マジックパスタ」と同じくネジネジした形の「スパイラル麺」。小袋に入っているスープは、お湯・水を入れる直前にパスタにふりかけます。
こちらも半分に分けて水とお湯でそれぞれ戻します。下の画像の右が水で戻したもの、左がお湯で戻したものです。
表示通りの時間でお湯でも水でもパスタがしっかり戻っています。どちらも味や食感に差はほぼなく、どちらもおいしく食べられました。
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こちらもドロッとしたソースではなく、コーン入りのサラッとしたミルクスープにパスタが入っています。コーンの粒と乾燥パセリが具として入っていました。
こちらもしっかりめの味付けで、とてもおいしく食べやすい味でした。
同じように保管・調理できるアルファ米と比較すると、スープ部分に肉や野菜が使われているという点で栄養面はパスタのほうが良さそうです。また、スープのおかげでのどの通りが良いので体調が悪いときに簡便に作れる食事としても優秀だと感じました。
コンビニなどでよく見るショートパスタ入りのカップスープと同じかと思いましたが、こちらは賞味期限が5年と長期保存もでき、水でも作れるのは非常時にありがたいですね。
これまで色々な非常食を食べてきましたが、非常時だけでなく、普段の食事にも取り入れたいと思うほど、個人的にはこのタイプのパスタが一番おいしいと感じました! 早速家の備蓄に買い足したいと思います。
お湯で戻して食べるうどん
パスタ以外の選択肢もあります。こちらは杉田エースIZAMESHI「和風だしが香る鶏南蛮カレーうどん」です。ハンズで1つ799円(税込み)で購入しました。賞味期限は製造から3年です。
パッケージは缶です。上についているプラ製の白いふたを外し、プルトップを開けます。中には具とスープの小袋各1つと、乾燥したうどんが入っていました。缶は調理用の容器としても食器としても使うことができます。
缶に入っているうどんの上に、2つの小袋の中身をすべてのせ、内側の線まで熱湯(415ml)を注ぎます。すぐによくかき混ぜてから白いふたを被せます。10分待ってもう一度よくかき混ぜると完成です。箸やフォークはついていないので別に用意する必要があります。
缶の中にプラカップがはめ込まれており、その中で調理して食べる構造になっています。
プラカップのおかげで熱湯を注いでも缶を持つ時に熱くは感じず、スープを飲む時も、缶の切り口が口に当たることはありませんでした。
のど越しがよい細めの麺で、スープはサラっとしています。具は大き目の鶏肉が入っていて食べ応えがあります。けっこう辛いので、辛いものが苦手な人は注意が必要です。
味はおいしくて気に入ったのですが、難点を上げるなら、お湯を用意しなければいけない点と、缶なので保存時にかさばること、少々値段が高い点です。
湯煎だけで食べられるパスタ
次に試したのは湯煎で温めるだけで食べられるパスタ、Tablestock「おいしさにこだわった保存食 ボロネーゼ」です。ハンズで648円(税込み)で購入しました。賞味期限は製造から5年です。お湯で戻す必要がなく、すでにゆでてソースで和えてある麺が入っています。特許申請中という新製法の伸びない麺を使用しているのだそう。
温める際は封を切らずに、沸騰したお湯で3分ほど湯煎します。
底を広げてパッケージをそのまま食器としても利用できます。フォークなどはついていないので別に用意する必要があります。
麺がブヨブヨしているかと思ったのですが、ゆでた状態でパックされていたとは思えない、ちょうど良い食感のパスタです。麺は太めの平麺でモチモチ感が強め、ソースはニンニクがしっかり効いた本格的な味付けでおいしいです。ひき肉もしっかり入っていて食べ応え満点でした。
こちらのパスタの特筆すべき点は、ハイカロリーなところ。ここまで紹介した非常食の麺は200~300kcalほどでしたが、こちらはボロネーゼで624kcalもあります。一食でしっかりカロリー補給できるのは非常時にありがたいです。
湯煎しなければいけないのが唯一難点ですが、こちらのTablestockシリーズで湯煎不要のタイプも発売されています。今回は湯煎不要タイプを購入できませんでしたが、水が一切不要なのは非常時にすごく便利ですね。
いつものカップ麺・袋麺も優秀な非常食! 水でも戻せます
ここまで紹介した商品はすべて賞味期限が5年と長い点で優秀でした。通常のカップ麺や袋麺も賞味期限が半年~1年ほどあるので、それをローリングストックするのもおすすめです。
また、カップ麺や袋麺は加熱済みの麺なので水で戻して食べることも可能です。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
「非常時に!即席麺は水でも作れるって知っていました?」
また、鍋でお湯を沸かすことができれば、乾麺のパスタのポリ袋調理も可能です。方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
「パスタもポリ袋調理で!洗い物軽減の楽ちんレシピ3選」
非常食の味のバリエーションを増やそう!
食事は避難生活で唯一の楽しみとも言えます。同じ食感や味の食事が続くと飽きてしまうもの。味のバリエーションを増やす意味でも、備蓄に麺の非常食を加えるのをおすすめします。一食あたりの栄養価も高く、ソースやスープのおかげでのどの通りが良いのも好ポイントです。
麺類好きの方にも、今回紹介したような麺の非常食は食べやすいかもしれません。ぜひ平時に一度味を試して、災害時の備えに加えてみてください。
<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター
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