今回の競争入札には、2グループが参加した結果、野村不動産・東京建物・西鉄・九電不動産の4社による企業グループが落札した。
入札に際しての開発条件として、「国際的なMICE誘致に資する都市機能としてのラグジュアリーホテル」「セントラルパーク構想と親和性の高い賑わい施設」「快適なビジネス環境を創出するオフィス」を求めていた。
落札した企業グループでは、約5,133平方メートルの敷地面積に地下1階・地上23階建、延べ床面積4万8,400平方メートルの複合ビルを建設する計画だ。
なお、今回の入札における契約金額は、約133億円となっている。
福岡財務支局は、北部九州(福岡、佐賀、長崎の3県)における財務省の総合出先機関として、財政や国有財産に関する業務を手掛けると共に、金融庁からの委任による金融機関の検査・監督なども実施している。
出典:福岡財務支局『二段階一般競争入札による入札結果一覧表(令和6年1月18日開札)』
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セントラルパークの〝賑わいをつなぐ〟〝緑でつながる〟複合ビル
画像提供:福岡財務支局
野村不動産・東京建物・西鉄・九電不動産の4社からなる企業グループが建設する複合ビルでは、福岡県と福岡市が手掛けるセントラルパーク構想を踏まえた建物となっている。
1階には、セントラルパークの賑わいをつなぐ200平方メートルの緑とアートの広場空間を設ける。
そして、2階には、セントラルパークと緑でつながる眺望テラス(200平方メートル)を整備する予定だ。
2階~3階には、快適なウェルビーイングオフィスを設けることで多様な企業の入居を図っていく。
4階~9階には、福岡初進出となる英国系高級ホテル『インターコンチネンタルホテル&リゾーツ』が開業する。
ホテルフロアの延床面積は1万3,000平方メートルとなっており、全117室のうち9室はスウィートルームだ。
そして、10階~23階の3万1,000平方メートルは、1LDK~4LDKの全255戸の高級分譲マンションとなっている。
建設する複合ビルについては、2029年末までの完成を予定しており、2030年第1四半期である1月~3月での開業を目指すとしている。
物件概要
所 在 地/ 福岡市中央区大手門1丁目114 番1
用 途/ オフィス・ホテル・分譲マンション
事業主体/ 野村不動産・東京建物・西鉄・九電不動産の4社による企業グループ
階 数/ 地下1階・地上23階
敷地面積/ 5,133.39㎡
延床面積/ 48,400㎡
完 成/ 2029年第4四半期予定(2030年第1四半期開業予定)
備 考/ 国有地の二段階一般競争入札による入札を実施
参照サイト
財務省福岡財務支局
https://lfb.mof.go.jp/fukuoka/
二段階一般競争入札による入札結果一覧表(令和6年1月18日開札)
https://lfb.mof.go.jp/fukuoka/kanzai/pagefkhp00300005.html
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