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全日本障害者クロスカントリースキーで優勝した川除と阿部。それぞれのシーズンが本格スタート

パラサポWEB

年明け恒例の「全日本障害者クロスカントリースキー競技大会」が、北海道・旭川の富沢クロスカントリースキーコースで開催された。ここでは北京2022冬季パラリンピック金メダリストであり、昨シーズンのワールドカップ総合王者の川除大輝、8ヵ月前に第一子を出産し、4大会連続のパラリンピック出場を目指す阿部友里香の“新たなスタート”をレポートする。

今シーズン初レースのクラシカル5kmを優勝で飾った川除

年間王者の新しいシーズンが幕開け

6日に行われたクラシカル5km。障がいクラス・カテゴリーをコンバインド(合併)して争うが、予想されたとおり、日本チームのエース川除が得意のクラシカルで堂々の優勝を果たし、今シーズン初レースを飾った。

これまでは海外のレースを戦う合間に全日本があったが、2023-2024シーズンはまだ大きな大会がない。そんな中での幕開けは「いつもはワールドカップが初戦で緊張するが、今回はそうではなかったのでよかったかなと思う」と語り、リラックスした表情を見せた。

1月下旬のイタリア大会がワールドカップの初戦になる。
「(昨シーズン、ワールドカップ総合王者に輝き)皆さんから連覇を期待されていると思うが、メダルの色は何でもいい」と欲張らない。ワールドカップの急な日程変更などに対応しながら、全力で戦い抜く決意を固めている。

多くの課題を口にしたフリーでも「下りから平地へのつなぎやカーブはテンポよく滑ることができた」

川除は翌日のフリー10kmも制して2冠を果たした。だが、本人は「平地はいい滑りができたと思うが、上りはまだまだ全然ダメ」と辛口評価。フリーは改善点が多いようで、上りの終盤で加速しきれなかったことで下りのスピードにつながらなかった、と振り返った。

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社会人1年目。学生時代、年末年始といえば合宿だったが、今年はコーチの計らいで、地元の富山に帰省していた。その矢先の能登半島地震。「自宅の周りはあまり被害はなかったが、大きな揺れを感じた。余震も多くて心配な気持ちで旭川に移動した」と話した。
今大会の後は再び富山に戻り、健常者のレースに出場してワールドカップに備えるつもりだという。

ワールドカップでは「フリーでもメダルに食い込みたい」と語る川除

「SNSには海外の選手が自国の大会で調整している姿が流れてきます。自分も頑張らないと、と刺激をもらいながら過ごしています。そんな中、イタリアのワールドカップに向けて、自分がどれぐらいの力で臨めるかという不安も少しある。やはり緊張するのかな。リラックスして臨めたらなと思います」

産後初のレースで優勝!

そんな川除と同じ日立ソリューションズ所属で、合宿などで同じ釜の飯を食う阿部も、クラシカル5km(女子)で優勝。2023年4月に母になった阿部にとって産後初のレースを優勝で飾った。

「完走できてよかったです。走ってみないとわからなったけれど、思っていたよりも走ることができた」と安どの表情を浮かべた。

産後初のレースに挑んだ阿部

日本障害者スキー連盟の長濱一年クロスカントリースキー・チーフコーチも「7月からチームに合流した阿部選手がここまで走れるなんて。びっくりしました」と評価した。

生後8ヵ月の愛娘を実家に預けて挑んだ2シーズンぶりのレースは「意外と緊張しました」。

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