だが、じつは以前にも同様の経験があり、それは「初めて京都(の太秦撮影所)に行ったとき」で、時代劇の本場に飛び込んだ際にも感じたものだった。
「大部屋(俳優)の方は馬も乗れるし、着つけもできる。カツラも自分で(着用)できる。わらじも履ける。『自分でやりなさい』ってところに身を置くからこそ、謙虚に」と、自ら支度ができないといけない、と悟ったという。
「みんなの力でこの役が活きてるんだよっていうことを教えてもらえる。そういう厳しさを、あらためて教えていただいたという意味では、飛び込んでよかった」と、ハリウッド経験を振り返っていた。
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伊藤の話にSNSではさまざまな意見が書き込まれた。
《ショービジネスでも、日本とは全然違うんだねぇ》
《伊藤英明嫌いだったけど、見直した。真摯なんだな》
《伊藤英明さん、勇気あるよねー ハリウッドとか》
「伊藤さんは、あこがれのマイケル・マン監督の作品であるハリウッド共同制作WOWOWオリジナルドラマ『TOKYO VICE』にも出演しています。
ウェブ『FRaU』では、その撮影を振り返り『エキストラも全員が、自分の役になりきっていないと、撮影が成立しない』と、マイケル・マン監督が200人のエキストラ、ひとりひとりの衣装まで細かくチェックしていたことに驚いたそうです。
そして『俳優にとって、スポンテニアス(自然に起こる)なエモーション(情動)とモーメント(瞬間)がいかに大事かを実感した現場でした』と話していました」(芸能ライター)
洗礼を乗り越えて、世界を股にかけて活躍してもらいたい。