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水性マーカー/ミリペン/筆ペンなどアナログ道具でマンガの描き文字を描く場合のツールと描き方を紹介!【漫画のプロが全力で教える「描き文字」の基本】

ラブすぽ

白の水性顔料インクのことで、修正や描き足しに使います。つけペンにつけて描ける漫画用ホワイトが便利。またメーカー各社から筆ペンタイプの白ペンも販売されています。

アナログ道具で描く場合の描き文字の描き方 【1】黒太文字

ペンでアウトラインを描いて、内側を筆ペンで塗りつぶしていきます。

鉛筆などで下描きをする。

ミリペンなどで輪郭線を描いたのち、消しゴムで鉛筆の線を消す。

筆などで文字内を塗りつぶして完成。

【2】黒フチ文字

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デジタルとは描く順番が逆になります。デジタルでは境界効果でフチを自動でつけられますが、アナログの場合はフチを自分で描きます。

鉛筆などで下描きをする。

筆ペンなどで輪郭線を描いたのち、消しゴムで鉛筆の線を消して完成。

筆ペンで輪郭線を描いているときに誤ってはみ出してしまった場合は、ホワイトを使って形を整える。

【3】かすれた筆文字

力強く見えるよう、あとからかすれを描き足していきます。筆での一発描きにこだわらなくてOK!

鉛筆などで下描きをする。

フェルトペンでベースとなる文字を描いた後、消しゴムで鉛筆の線を消す。

筆ペンで筆文字のような装飾やかすれを加える。

ホワイトでかすれた部分を追加し、形を整える。

必要に応じてスパッタリングを加えることで、より迫力のある描き文字となる。完成!

『漫画のプロが全力で教える「描き文字」の基本』はこんな人におすすめ!

・描き文字を上手にかきたい!
・描き文字のレパートリーを増やしたい!
・シチュエーション別のかき分け方法を知りたい
と感じている方には大変おすすめな本です。

文字の大きさや、字体、レイアウトなど作風やシチュエーションに合わせてえがく描き文字は、イラストではなく文字なので単純そうにみえますが、奥が深いため苦手意識を持つ方も多くいます。本書では、基本的な描き文字のかき方が分からない初心者の方、ある程度はかけるけど場面ごとのかき分けが得意ではない方、効果音のレパートリーが少なくて悩んでいる方、文字の配置やレイアウトが苦手な方などに向け、描き文字に対するさまざまなお悩みポイントをおさえた一冊です。

漫画や同人誌をかく上で、必要不可欠なものが「描き文字」

描き文字は、キャラクターの心情や効果音などストーリーをより効果的に演出するために必要ですが、SNSなどでは描くのが難しいと言われています。そんな描き文字を東京デザイン専門学校さん協力のもと、本当に使える描き文字だけをわかりやすく丁寧に解説します!

気になる中身を少しだけご紹介!さまざまなシチュエーションがある食事のシーン!描き文字を組み合わせるだけで伝わり方が大きく変わる!? 擬音語、擬態語の多い食事シーンはひと工夫でよりリアル感を演出

食事についてはさまざまな擬音語、擬態語があります。メインビジュアルは「がつがつ」「パクパク」と、ものすごい勢いで食べている女の子の絵。この絵は一見「がつがつ」だけで成立しそうですが、「パクパク」を入れることにより、ものすごい勢いで口に食べ物を放っていることが伝わる絵になっています。また描き文字が前面に出ており人物の顔周りに置かれていますが、これにより動きの激しさが表現されています。食事はおもに口で行う動作なので、描き文字は息づかい同様、顔や口の周りに描くようにしましょう。

下の図は食べる状況に合わせて黒文字、白文字を描き分けています。「ゴクン」は液体を飲み込む音ですが、食べたい気持ちを表現する際にも使えます。「ゴ」の濁点や「ン」の一部が円形になっており、これにより読者にポジティブな印象を与えています。「チュルルルー」「ズズー」などは麺類を食べている音。「パクパク」のようにただ口に入れるのとは違い、時間的な幅のある動作なので、音引きを長めに伸ばすことでそれを表現しています。

静かなシチュエーションも「描き文字」をプラスしてもっと伝わる表現に! 描き文字をどの部分に描くかで読者が状況を理解できる

静かな状況のとき、実際は音がないわけですが、マンガではそれも描き文字で表現します。無音の状態を表す表現法のなかでも有名なのが、メインビジュアルの「シーン」ではないでしょうか。この「シーン」は静かな状況ですが、かなり大きく描かれています。それはこの絵がギャグシーンであり、そのば全体が静まりかえっていることを明確に示したいから。またこの描き文字を画面上部に描くことで、この教室に教師以外誰もいないことを読者が瞬時に理解できるようになっています。

下の図には、静寂のなかで聞こえる小さな音も掲載。小さな音を文字でも小さく描くことで、その音がわずかに聞こえるくらい静かであることを読者に伝えることができます。時計の音「カチコチカチコチ」、足音「カツーン コツーン」などが代表的な例ですが、ほかにもいろいろあると思います。また緊張して言葉が出ない状態の「カチン コチン」などは、キャラクターの緊張度に合わせた大きさで描くようにしましょう。

★文字だけで印象は操作できる!?
★デジタルツールとアナログ道具で描く描き文字
★漫画でよく見る「ときめく」の描き文字の種類とは
★音を奏でる時に使う描き文字とは?
などなど気になるタイトルが目白押し!

本書は文字例の多さはもちろんのこと、描き文字を漫画に当て込んだ例も豊富に取り入れて解説しています。実際どのくらい描き文字は漫画の表現力を高めるのか、ストーリーの印象が変化するのかを確認しながら、読者の皆さまが自分の作品にも取り入れていただけると嬉しく思います。

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