「とても心に響きました。(ウクライナの活動で)特に印象に残っていることは何ですか?」
「実際に避難民の方とお会いして一人一人とお話ししましたので、その一人一人のエピソードが心に残っております」
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「ウクライナの人道危機が、少しでも早く終結するといいですね」
こうした場面での雅子さまの交流のされ方について、前出の皇室担当記者は次のように語る。
「ボランティア活動に尽力している千葉県の高校生・松本有紗さんには、“共学校なのか女子校なのか”“どんなきっかけで活動を始めたのか”など、答えやすい質問をして、会話のキャッチボールになるよう心がけていらっしゃいました。アンバサダーの上白石さんとは、声を上げての笑いが起こるほどでしたが、“より深く国民のなかに入っていく”のが、雅子さまの目指されているスタイルなのだと感じました。
こうした雅子さまの真摯なご交流の姿勢を間近にご覧になっていた紀子さまら妃殿下方も、お心が震え、身が引き締まるような思いでいらしたに違いありません」
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、
「園遊会でもそうでしたが、雅子さまは国民と交流される際、まず相手を深く知ろうとされ、さらに的確な言葉で会話を積み重ねられます。相手への敬意も伝わってくるお姿です。真のリーダーシップとは言葉だけで示すものではなく、自然なふるまいや所作から生まれるもの。雅子さまのなさりようを見て、妃殿下方もあらためて女性皇族としての自覚を高めていらっしゃることでしょう」
リーダー・雅子さまの力強いお背中が、女性皇族たちを牽引していく――。