阪神12Rの陽春S(4歳上・3勝クラス・ダ1200m)はサンライズアムール(牡4、栗東・小林真也厩舎)が決める。
前々走の2勝クラス勝ちを高評価したい。好位から逃げるイスラアネーロをねじ伏せて、着差以上の完勝。良馬場にもかかわらず、勝ち時計の1分10秒7は同開催の古馬オープン(稍重馬場)に0秒7劣るだけ、次開催の3勝クラス(良馬場)と比べれば0秒9も速い優秀なものだった。この数字だけをみれば、オープン級の脚力があることは間違いない。
昇級戦の前走は1番人気に推されながら0秒5差の5着。着順は物足りないが、休み明けの影響か先団後ろで力み、勝負所では抑え切れない感じで前に取り付いてしまった。これでは残り100mで一杯になったのも仕方なく、むしろそれでも2着と同タイムの5着に踏ん張ったことを評価するべきだろう。
ガス抜きができたことで、今回は“普通に”走れるはず。ならば、現級は通過点。2戦連続の手綱となる川田騎手がきっちり決めてくれるはずだ。
【陽春S】前々走で好時計V サンライズアムールが巻き返す
2023年4月2日
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