「残りの期間で基礎体力をしっかりつけて、高校でも1年生からベンチ入りできるように頑張りたいです。一番の課題は体つきで、今はとても細いのでしっかり筋肉をつけたいと思います」
5番の岡村悠暉は俊足・長打が武器の大型外野手吉野 颯真
続いては、注目の野手を3人紹介する。
1人目は、長打力を武器に主に5番打者として活躍した岡村 悠暉(ひさき)だ。179センチ、78キロと大きな体格を持ち、試合では広角へ長打を量産。また俊足を生かして走塁や守備でも積極的なプレーを見せ、目標の存在にはカブス・鈴木 誠也外野手(二松学舎大附)を挙げる。高校野球でも走攻守すべてでハイレベルなプレーヤーを目指すつもりだ。
「泗水ボーイズに入団して、逆方向に長打が出るようになったことが一番の成長だと思います。鈴木 誠也選手のような長打と俊足を生かしたプレーが自分の持ち味で、高校では通算70本塁打、甲子園でバックスクリーンにホームランを打つこと、そして夏の甲子園優勝を目標に頑張りたいと思います」
大砲として4番に座るのは吉野 颯真(そうま)だ。
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190センチ、100キロとパワフルな体格から長打を連発し、ツボにはまった時の飛距離は九州でも屈指。確実性を上げることが今後の課題と言うが、鹿児島県から通うガッツも含め大きな可能性を秘めた選手だ。
「チャンスで一本が出ない点や、打率が高くないことが課題です。また打撃だけではなく、守備でもチームメートに声かけたり、常に全力疾走の意識を持ちたいと思います」
最後に紹介するのは、守備の名手・狩塚 光陽(ひかる)。165センチ、60キロと体は小柄だが、流れるようなグラブ捌きと球際の強さを武器に、チームの危機を幾度となく救ってきた。小学校時代は、ソフトバンクホークスジュニアに選出され経験も十分。高校でも自慢の守備力を武器に活躍を目指す。
「元々守備は苦手だったのですが、ソフトバンクホークスジュニアでいっぱいノックを受けて自信を持てるようになりました。一番の課題は走塁です。体は大きくないので、しっかり走って機動力を生かし、得点に絡めるように頑張っていきたいと思います」
紹介した5選手は、高校では熊本を離れて甲子園を目指す予定だという。彼らが高校でどんな活躍を見せるのか注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)