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愛知産大三河vs人環大岡崎

高校野球ドットコム

 愛知産大三河の櫻井春生監督は、「例年に比べると、ちょっとセンが細いというのは否めません。ここというところで、決定的な1本もなかなか出せない。だけど、こうして何とか負けないというところは、まあ、いいかなと言うところかもしれませんが(苦笑い)」とは言うものの、5回の2ランスクイズなどは愛知産大三河らしさも十分に見せたと言ってもいいであろう。それでも、「苦しい時に、無理ができないんだよなあ」と、ややぼやき節も入っていた。

 粘りながらも追い上げきれなかった人環大岡崎の田中監督は、「実は、軸となる1番ショートの選手がケガで出られないんですよ。そうして1人が欠けると、こうした形でチームがバラバラになっていって、まとまり切らず、こんな感じになってしまいます。そういう意味では、まだまだチームが浅いということですね。チームの底上げというのが、これから来春以降へ向けての一番の課題となっていきます」と、この先を見据えていた。

 ところで、両チームの、過去の実績としては愛知産大三河は春1回、夏2回という甲子園出場経験がある。全三河大会に関して言えば、今春も優勝するなど、過去7回の優勝実績がある。一方、人環大岡崎は前身は女子校で、女子バレーボールの強豪校だった岡崎女子が共学校となって、岡崎学園となった。その後、系列大学名を冠して現校名となったが、野球部としては、県大会もそうだが、この全三河大会も含めて、上位に残ったという実績を示し切れてはいない。それだけに、3位決定戦を勝っていって一つの結果は欲しいというところでもあろう。

(取材=手束 仁)

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