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『SPY×FAMILY』“大きな白い犬”が愛くるしい ナレーションも兼任する松田健一郎が見事

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『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』公式サイトより

 テレビ東京ほかにて第2クールが始まったTVアニメ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』第13話「プロジェクト<アップル>」では、アーニャのステラ獲得のご褒美に、犬を探しにいく一家の様子が描かれている。アーニャと“大きな白い犬”との出会いに注目だ。

参考:『SPY×FAMILY』yamaの楽曲使用した第2クールノンクレジットED映像公開

 第1クールの放送終了から3カ月が経ち、いよいよ第2クールの幕が上がった『SPY×FAMILY』。出会ったばかりの1クールより距離感が縮まったロイド、アーニャ、ヨルの様子を観ることができた。

 より距離が縮まったと感じたのは、犬を探すために訪れた軍用犬販売店での場面。新しい指令を受け取ったロイドは、任務を遂行するため家族の元を離れたかった。どう誤魔化すかを迷っていると、アーニャが瞬時に心を読み、さりげなくヨルに声をかけて場所を移動しようとした。

 心を読む速さやフォローのタイミングがスムーズなところから、これまでもロイドの心を読んで、サポートを行ってきたアーニャの見事な手腕が描かれていた。そして第13話の見どころは、アーニャと“大きな白い犬”の出会いだ。

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 ふわふわしていて、のんびりとした表情が特徴の、“大きな白い犬”が目の前を通った際、例のごとく心を読んだアーニャは、そこに自分たちフォージャー家の3人の姿をみる。

 気になり追いかけると、いつの間にかテロ組織のアジトへ侵入し、見つかってしまう。テロ組織のリーダー・キースに襲われそうになったところで、アーニャは“大きな白い犬”に助けてもらう。

 「ヴォフッヴォフッ!」と、低くてこもった声で鳴き、勢いよくキースたちの前に飛び出ると、アーニャを庇った。その後も、怖い顔つきで睨む。

 しかし、テロリストの1人が鉄パイプを持ち上げ殴ろうとすると、怯えてアーニャの後ろに隠れてしまった。「ブオ~フ」と先ほどとは一転して、鳴き声も弱々しくなる。

 強くて頼もしい犬かと思いきや、割とすぐに折れ、敵に屈してしまう残念さがむしろかわいくて、魅力的に映った場面であった。

 犬役を務めたのは、『SPY×FAMILY』のナレーションも兼任する松田健一郎。ナレーション時の渋くてカッコいい、通る声とは一変して、こもりがちで、ちょっとだけ抜けている“大きな白い犬”の鳴き声の演じ分けが見事だった。

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