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“人類の未来を予見した驚愕のヴィジョン” 20 世紀SF映画史上屈指の大問題作、21 世紀に降臨!ジョン・ブアマン監督、ショーン・コネリー主演『未来惑星ザルドス』公開決定!

cinefil

ジョン・ブアマン監督、ショーン・コネリー主演による SF 映画史上屈指の 問題作、『未来惑星ザルドス』が、公開から約半世紀をへて 11 月 4 日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシ ネマ有楽町ほかにて全国順次公開されることが決定しました!

©1974 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPOLATION

不老不死の世界はユートピアなのか?
巨匠ブアマン×初代「007」ショーン・コネリーの先鋭的SF

『未来惑星ザルドス』(74)は、『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(67)で注目を集め、全米大ヒット作『脱出』(72)でアカデミー賞・作品賞、監督賞候補となった英国の巨匠ジョン・ブアマンが、自ら製作・脚本も兼任、その驚異的なイマジネーションを余すことなく解き放った結果、人類の恐るべき未来を予見してしまったとてつもない SF 巨篇。

主演は、初代「007」のショーン・コネリー。弁髪、胸毛に赤ふんどしー半裸で大地を駆けるその雄姿によって、それまでのボンド俳優のイメージを一新した。共演は『愛の嵐』(74)で一世を風靡し、最近でも『DUNE/デューン 砂の惑星』などで活躍中のシャーロット・ランプリング。性を超越したクールな美貌は、まさにキャリア絶頂の美しさだ。

映画化に際し、【生と死】【神と人間】【愛と性】【自然と文明】など、自作『2001年宇宙の旅』(68)にも通じる本作のテーマに興味を抱いたスタンリー・キューブリック監督は、ノンクレジットでテクニカル・アドバイザーとして協力。撮影に『2001年~』の名カメラマン、ジェフリー・アンスワースを抜擢するなど、さまざまな便宜を図ったという。

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憤怒の形相で地上に君臨する巨大神像ザルドスの強烈造形、合わせ鏡の無限反射、サイケデリックな投射イメ ージ、『テネット』でも多用された逆転撮影など、ブアマンとアンスワースが映像表現の原初に立ち返ったトリック撮影も本作の大きな見どころだ。

©1974 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPOLATION

©1974 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPOLATION

©1974 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPOLATION

だが、宗教批判と神殺し、永遠の生よりも死を讃える先鋭的メッセージを突きつけるこの作品は、初公開時、一部批評家とわずかな観客を除き、まったく理解されなかった。それから約半世紀、今も評価は揺れ続け、『ザルドス』 は世界中で論議が絶えない SF 映画史上屈指の問題作として孤高の地位を保っている。

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