厚木北とのエース・阿部 龍之介投手(2年)も速球と、ゆるい変化球を投げ分け、点を与えないまま試合は9回へ。
9回裏、横浜創学館は1死満塁のチャンスから押し出し四球でサヨナラ勝ちを決めた。試合内容的にはどちらが勝ってもおかしくなかった。
投打ともに実力があった前々のチーム、前チームと比べると発展途上。それでも良い選手は多く、エースの鈴木はまだ細身であるが、投げ方自体は良いので、140キロ台は見込める。1年生4番・本山璃空内野手も楽しみな左打者だ。また、2安打を放った小室 壮真内野手(2年)もシャープな打撃と堅実かつスピーディーな守備が光る遊撃手だ。
敗れた厚木北とは守備も堅く、エースの本田は9回裏の申告故意四球と押し出し四球を与えるまでは無四球だった。組織で戦っていく感じが伝わったので、春も十分に躍進が期待できる。
(取材=河嶋 宗一)