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【F30プロジェクト】ダイバーシティのための制度が、不公平感を招いている!? こんなとき、どうする?

女子部JAPAN

リーダーとして仕事をしていれば、必ずぶつかるコミュニケーションや人間関係の問題。相対する人も違えば、状況もさまざまで、「こうすれば正解」がないのが難しいところです。

そこで、女性リーダーたちが実際に体験したコミュニケーションの課題とそれに対するアクションをケーススタディとして紹介。同じような課題を抱える人のヒントになれば、という思いで届けていきます。

今回は、IT企業グループの広報室長として多忙な日々を過ごすチナミさんが抱えている課題を紹介。ダイバーシティを力強く推し進める企業であるがゆえに抱えがちな、なかなか表に出てこないようなモヤモヤです。お互いが尊敬しあって、気持ちよく働くためにはどうするべきか。そんなことを考えさせられました。

 

ニックネーム:チナミさん(40代)
20代はやりたいことを絞れず、派遣社員をしながら海外での短期滞在を繰り返す。派遣先で担当した広報という仕事におもしろさを感じ、30代からは正社員となって大手IT企業グループの広報室で新たな道を歩み始める。持ち前の冷静な分析力、気まわし力、調整力で2年前に広報室長に就任。現在、4人の部下とともにグループ全体の広報を管理している。

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「みんなでフォローし合う」が理想でも、現実はモヤモヤ

前任者から引き継ぎ、広報室長に就任して2年が経ちました。プレイングマネージャーとして、役員案件やグループ企業の広報もすべて担当するようになり業務は増えましたが、充実した毎日を過ごしています。広報室のメンバーは5名と企業規模にしては少ないですが、みんな性格もよく、それぞれが自分の仕事に責任を持って向き合っていて、まさに少数精鋭。大きな問題はありません。

ただひとつ課題としてあるのが、「立場が違うがゆえのギャップ」です。ギャップというか、「モヤモヤ」といったほうが的確かもしれません。部のメンバーは20代から30代の女性で、シングル、ディンクス、子育て中など、それぞれのライフステージは異なります

うちの会社は、フレックスやテレワークも取り入れ、コンプライアンスもしっかりしていて、働きやすい会社だと思います。産休・育休、復職に関しても手厚い制度があり、安心して働けます。でも、裏を返せば、その制度を利用する必要のない社員にとっては不公平だと感じる場合もあるのだろう、と現場の声から感じています

今、うちの部では、部下の4人中2人が子育て中。フレックスのため、子どもが寝てから業務再開するなど柔軟に働けるので、それを希望するメンバーには深夜残業にならない程度に本人の意思に任せています。反対にそこまでして働きたくないと考えている社員には時短を勧めるなど、それぞれの状況に合った働き方をしてもらっているのですが……。_______________ 

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