【今週のお悩み】
「自分がやった仕事」へのこだわりが強すぎて悩んでいます。26歳、社会人3年目です。昨年から部署に後輩が入ってきたので、指導というほどではないですが、たまにアドバイスなどをしています。その後輩も優秀なので、どんどんアドバイスを吸収して仕事をこなしているのですが、私が書いたプログラムを使いまわして素早く仕事をして褒められていたり、私が「○○なんじゃない?」と後輩にフィードバックしたものを後輩がそのまま会議で発言して上司に「いい観点だね!」のように褒められていたりすると、「本当は私がそれをやった(言った)のになあ……」とモヤモヤしてしまいます。かといって、私自身管理職ではないので「私が後輩にアドバイスをする行為」といったものは評価対象ではなく、後輩によかれと思ってプログラムを共有したりフィードバックしたりしています(後輩からもそういったことを求められるという側面もあります)。このような後輩への軽い指導を思い切ってやらない、見て見ぬふりをする、という選択肢を取ることも正直可能ですが、「それはさすがに心が狭すぎるだろう……」と思ったり、後輩が仕事をできるようになると私の仕事量が減るという純粋なメリットもあるので、結局そういったアドバイスをしては後悔する、後輩のことをずるいと思う、の連続で、最近は特に後輩と同じプロジェクトに入ることが多いので毎日ストレスになっています。どうすれば広い心で後輩と接することができるでしょうか……。
(うな・さーまん・26歳・東京都・エンジニア)
宇多丸:こばなみはこういう経験ってありますか?
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こばなみ:こんなふうにしれっとやってる後輩はいないですけど、人が考えたアイデアを「俺が考えたっス!」って言って、あとから「お前じゃねーだろ!」ってみんなから突っ込まれたときに「俺だって褒められたかったんだよぉ~!」と叫んで、その器の小ささに職場で大爆笑が起こったという後輩(ギャグキャラ)はいましたけども。
でも私、これ読んでいて、うな・さーまんさん、立派な方だなと思ったんですよ。
誰かをサポートする、それで業務効率が上がることをちゃんとわかって自らやってるって、そういう人こそが「仕事ができる」人だよなと思いますけどね。この歳にして、よくできてる、素敵だなって。