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思惑通りの重要戦力に…プロ野球、輝きを増す社会人出身野手5人

ベースボールチャンネル

投打:右投右打
身長/体重:190センチ/104キロ
生年月日:1991年4月5日
経歴:徳島商-青山学院大-JR西日本
ドラフト:2015年ドラフト10位
 
 崖っぷちで才能を開花させた遅咲きの大砲。JR西日本から2015年ドラフト10位でオリックス入り。即戦力として期待されていたが、プロ1年目はわずか1試合出場。その後も持ち前のパワーこそ示したが、出場機会を掴めずにいた。
 
 しかし、短縮シーズンとなった20年に飛躍の兆しを見せると、30歳を迎えた21年に大ブレイク。同年はシーズン途中から4番を任され、134試合出場、打率.301、32本塁打、83打点、OPS.930(出塁率.378+長打率.552)をマーク。本塁打王とベストナインに輝き、25年ぶりリーグ優勝の原動力となった。

 主砲として迎えた今季は、開幕から打率1割台前半と深刻な打撃不振にあえぎ、4月下旬には新型コロナウイルス感染で二軍降格。苦しいスタートとなったが、復帰後は復調し、交流戦では首位打者(.391)に輝く活躍を見せた。さらに、6月度の月間MVPも受賞。前半戦は打率.247、11本塁打、40打点で折り返した。

木下拓哉(中日ドラゴンズ)

投打:右投右打
身長/体重:183センチ/95キロ
生年月日:1991年12月18日
経歴:高知高-法政大-トヨタ自動車
ドラフト:2015年ドラフト3位
 
 司令塔として攻守で高い貢献度を誇る木下。高知高、法政大、トヨタ自動車を経て、2015年ドラフト3位で中日に入団。即戦力として期待がかかったが、入団後4年間は故障に苦しむシーズンも散見され、一軍で結果を残すことはできなかった。
 
 転機となったのは、短縮シーズンとなった20年。同年は開幕から出場機会を得て、シーズン後半からレギュラーを奪取。リーグトップの盗塁阻止率.455を誇り、打撃でも打率.267(規定未満)をマークした。

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 さらに21年は、自己最多の123試合に出場し投手陣をリード。盗塁阻止率も2年連続で4割を超えた。また、打撃では惜しくも規定打席こそ届かなかったが、打率.270、2桁11本塁打を放ち、オールスターゲームにも選出された。今季も、チームの正捕手として君臨。前半戦は打率.251、5本塁打、盗塁阻止率.281の成績となっている。

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