ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、通訳を務めていた水原一平氏のスキャンダルに巻き込まれ、お金を盗まれた被害者となった。散々な目に遭いながらも、好調なパフォーマンスを維持しているのは、仲間の支えがあったからだと、米メディア『アスロンスポーツ』が報じている。
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大谷は12日（日本時間13日）のサンディエゴ・パドレス戦で松井秀喜氏に並ぶ本塁打を放ってから、7試合本塁打が出ていなかった。それでも21日（同22日）のニューヨーク・メッツ戦で松井氏を超える日本人メジャー最多の第176号本塁打を放つ。23日（同24日）のワシントン・ナショナルズ戦で2戦連発のアーチを披露し、記録を177本に更新。水原氏の騒動があったことを感じさせない勢いで、大谷は活躍を続けている。
その理由について、同メディアは「多くの人が彼は苦悩していると考えられる状況で、意外な展開が待っていた。ドジャースの大谷は、元通訳である水原の解雇後、新たな仲間と開放感を取り戻した。水原が大谷から1600万ドル（約24億9000万円）以上の資金を盗んだとされるこの事件は、予想外に選手とチームとの絆を深めた」とし、「大谷がドジャースでの生活に溶け込み、交流が増え、目に見える幸福感に象徴されるように、良い方向に進んでいることは明らかだ。それは彼個人だけでなく、チーム全体の精神にも良い影響を与えている」と報じている。
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