写真のような遠隔で操作できるロボット2体を成田空港に配置し、ロボットの顔の上にあるカメラが選手を認識。その後、オンライン会議システム(zoom)でつないだ画面の中にいるボランティアと交流するという仕組みだ。
成田空港で行った活動の様子 🄫The Nippon Foundation Volunteer Center約70,000 人(うちパラリンピックは24,514人)の大会ボランティア、約12,000人の都市ボランティアが参加した東京大会。
コロナ禍で限定的にならざるを得なかった活動があった中、振り返れば様々な交流があった。
一方、ボランティアからは役割や待遇について不満の声も挙がり、満足感の得られる活動内容を構築できなかった反省点もある。
「とくに東京大会の新型コロナのような事態が発生したとき、その活動内容に不平等感が出ないようにうまく再配置をしていくため、都市ボランティアと大会ボランティアを分けるのではなく、体制を一元化することによって運営が可能になっていくんじゃないかと思っています」
ボラセンでは、東京大会で活躍したボランティアが、今後も様々なボランティア活動に参加できるよう、障がいのある方も含めてみんなが参加しやすいボランティア環境をつくっていく活動を進めているという。
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東京大会に続き、コロナ禍で開催された北京冬季大会でもその活躍が絶賛されたボランティア。これからも世界規模のスポーツ大会で存在感を発揮することだろう。
※本記事は、「第39回パラリンピック研究会ワークショップ 東京2020大会を支えたボランティアの様相」より構成しました。
text by TEAM A
key visual by Takashi Okui