桜の木の根元から聞こえてくる声の正体とは?(初丸うげべそさん提供)

【マンガ本編】鳥たちがお花見の場所取り! 後から来た子が号泣し、修羅場になると思いきや?

木の上からお花見を楽しむ鳥たち

 桜が満開で見ごろを迎え、スズメと文鳥は見晴らしのいい木の枝でお花見をしようとします。しかし、自分が特等席を先に取ったと、いい争いになってしまいます。すると下の方から何者かこちらに登ってくる気配がします。お花見を楽しみにしていたのはスズメと文鳥だけではなくて……?

 初丸うげべそさん(@ugebes0)による創作マンガ『お花見』がX(旧:Twitter)上で公開されました。いいね数は3.8万を超えており、読者からは「木の上でお花見できるって、鳥たちがうらやましい」「コケエエーッて涙流しながらいわれたら譲るしかない……てか圧すごすぎて黙ってそっと譲るよね」「頑張って登ったニワトリさんも偉いし、譲ってあげた文鳥もスズメもいい子たち」などの声があがっています。

 初丸うげべそさんは漫画家として活動しており、Webで話題の鳥さんたちのコメディ会話劇の最新作『ちゅんトーク』第2巻(イースト・プレス)が2024年5月17日に発売されます。

 作者の初丸うげべそさんにお話を聞きました。

ーー今作『お花見』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。

「鳥はどんな風にお花見するのだろう?」と思ったことがきっかけです。やはり木の上でかなと思い、このようなお話になりました。

ーー場所取りの様子がとてもかわいかったです。今作を描くうえで気を付けたことや、お気に入りのシーンなどはありますか?

 ありがとうございます! 鳥たちを感情豊かに表現したいな、と思いながら描いていました。先客がいて、泣いてしまうニワトリがお気に入りのシーンです。



キュートな鳥さんたちが繰り広げるコメディ会話劇『ちゅんトーク』(第2巻)著:初丸うげべそ(イースト・プレス)

ーー鳥たちの表情や動きの描写に対して、読者から多くの反響がありました。この点において制作時にこだわったことなどがあれば教えて下さい。

 登場する鳥の絵を、時間がかかってしまってもいいから、とにかく丁寧に描こうと意識していました。

ーーそのほかにも、たくさんの感想が寄せられています。特にうれしかった感想の声、印象に残った読者のコメントはありましたか?

 頑張って木を登ったニワトリや、場所を譲ってあげた2羽への優しいコメントは、読んでいて温かい気持ちになりました。

ーー初丸うげべそさんが考える、鳥の魅力を教えて下さい。

 私の主観なのですが、感情豊かで、飛んだり歌ったり踊ったり、コミカルに見えるところが魅力的だなと感じています。見ているとこちらもエネルギーをもらえるような気持ちになります!

ーー『ちゅんトーク』第2巻(イースト・プレス)が2024年5月17日に発売されます。あらすじや見どころなど、書籍のご紹介をお願いします。

『ちゅんトーク』はさまざまな鳥のコメディ会話劇です! 1巻は読んでいて元気になれるように、個性的なキャラと楽しい掛け合いを意識していました。2巻はそれに加えて、ホッとできる絵面のコマを増やして、読者さんが肩の力を抜けられるような、癒やし要素を増やしたいなと思って制作していました。

 どこから読んでも大丈夫な気楽なマンガですので、ご興味ある方は一度ご覧にいただけたら幸いです!

ーー今後はどのような創作活動をされる予定ですか?

 かわいい表現やシリアスタッチなど、表現の幅をいまよりも増やしていきたいなと思っております。LINEスタンプも制作したいです!