京セラ株式会社が、SNSを中心に話題をよんだ京セラ発のZ世代向けアニメ「今は将来に入りますか。」の連動企画として、若者と大人の「世代間のギャップに関するアンケート」を実施。

 また、3月1日より東京メトロ東西線の車内にて「これだから今の若者は、」というフレーズをポジティブに変換したトレインジャック広告が掲出されます。

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 「今は将来に入りますか。」は、京セラが制作したZ世代に向けたオリジナルアニメーション動画の第3弾。2月20日より京セラ発オリジナルアニメ第3弾特設サイトにて公開されており、ヨルシカのsuisが声優に初挑戦したことでも注目を集めました。



■ 7割超が世代間ギャップを感じたことがある

 連動企画として京セラと電通若者研究部とが共同で実施した「世代間のギャップに関するアンケート」は、18~60代の男女1000人を対象に2023年12月8日~10日にかけてインターネット調査の方法で行われました。また、大人が35歳以上、若者が35歳未満と定義されています。

 結果報告によると、全体の7割を超える人が“大人と若者との世代間ギャップ”を「感じたことがある(37.4%)」または「やや感じたことがある(38.4%)」と、回答したそうです。



 次に、隔たりやギャップを感じた人に対し、「どのような反応をしていますか?」という質問を行ったところ、約半数以上の65.4%もの人が「世代間の隔たりを解消したい」と思いながらも、具体的な行動が起こせていないことが判明しています。



■ 「若者」と「大人」のすれ違い

 若者へのアンケートでは、3人に2人が「上の世代は自分たちの世代が好きではなさそうだ」と感じていることも判明。内訳は「あてはまる(25.8%)」「まああてはまる(42.5%)」。



 また、7割を超える若者が「上の世代から自分たちの世代らしさを肯定されるとうれしい」と感じているそうです。内訳は「あてはまる(24.8%)」「まああてはまる(47.3%)」。



 一方で、大人へ向けたアンケートでは、7割超が「大変な時代の中で、最近の若者はよく頑張っていると思う・最近の若者には自分たちの世代とは異なるすごいところがあると感じている」と回答。若者世代が考えているほど、大人世代からはシビアな目は向けられていないことが分かっています。

■ 「これだから今の若者は、」をポジティブに変換したメッセージ広告

 この調査結果から、自分たちの世代を好きじゃなさそうと思う「若者」と、若者をリスペクトしている「大人」の間ですれ違いが生じていると考えた京セラは、若者と大人とのコミュニケーションの溝を埋めるために、「これだから今の若者は、」をポジティブに活用したメッセージ広告を掲出。



 メッセージは、「ジェネレーションギャップを気にしているのはたいてい、大人の方だったりする。#これだから今の若者は、なんてぼくらはこれが”普通”なんです。」、「Z世代のZって、なんだよ。#これだから今の若者は、……とすぐに世代でくくらないでよ。」、「地球の未来、に最も『当事者』なのは若者なのかもしれない。#これだから今の若者は、環境のことを考える、なんてほぼ当たり前。」など。

 ネガティブな意味合いで使われることの多い「これだから今の若者は」というフレーズを使ったメッセージには、今を生きる若者にエールを贈りたいという京セラの思いが込められているそうです。



 なお、特設サイトでは、本アニメと本広告に込められた京セラの思いをまとめたインタビュー動画も同時公開されています。



情報提供:京セラ株式会社

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024030102.html