ルフィたちが砂の王国・アラバスタへ向かう『ONE PIECE フォースシーズン・アラバスタ・上陸篇 piece.1』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】「実は死んでない」キャラたち(4枚)

「死んでいたら完璧」と言われてしまう悲しいキャラたち…

 涙腺が崩壊してしまう、感動の名作マンガ・アニメには登場人物が死んでしまう悲劇のシーンも多いもの。しかし、その一方で「死んでいたら完璧だったのに!」と言われてしまう悲しいキャラクターたちもいるようです。今回の記事では、そんな「誰か同情してあげて」と言いたくなるキャラたちをご紹介します。

 まずは1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、25年経った今も圧倒的な人気を誇る『ONE PIECE(ONE PIECE)』の人気キャラである「ボン・クレー」。最初、ルフィとは敵として出会いますが、情に厚い人柄から次第に固い友情関係が結ばれます。

 ボン・クレーはルフィの兄であるエースを助けるために自ら犠牲になり、感動の涙を誘いました。しかし67巻の扉絵に登場し、実は死亡していなかったことが判明します。そんな事実にネット上では「え? 死んだんじゃないの?」「うれしいけど……死んだままでいて欲しかった気もする」と複雑な心境の声があがっていました。

 また、「アラバスタ編」終盤での大爆発に巻き込まれ死んだとされていた「ペル」も同様です。その後の扉絵で生きていることが判明し、「拍子抜けした」「生きていたのになんだか複雑」との声も多いようです。

『NARUTO-ナルト-』のマイト・ガイも「死んでたら完璧」と言われてしまうキャラクターです。最強格の敵・マダラに対して「夜ガイ」という奥義を使うのですが、これは「使うと死んでしまう」というリスクを背負った技でした。しかし、ナルトが助けに入ったことで死を回避。続編の『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』では車いすに乗っているものの、元気な姿が描かれています。

 同作品では、ナルトの同期である秋道チョウジにも命をかけた闘いのシーンがあります。仲間を逃がしてひとりで強敵に立ち向かったチョウジは、力を開放する秘薬を使って見事に勝利します。しかし、その後力尽きてしまい、生死不明に。結局生きていたことが判明するのですが、「仲間のために死んだ方が感動だった」などと言われてしまっています。

『鬼滅の刃』からは、「遊郭編」で活躍した音柱・宇髄天元にも同様の声があがりました。死を覚悟して遺言まで残しかけた天元ですが、3人の妻たちとのギャグ展開とともに一命をとりとめる結果に。「死んでたら感動したのに……」という読者も多かったようです。もちろん、生存を喜んだファンのほうが多かったことは間違いありません。